ヤクマルバネコブヒゲカミキリ、屋久島の深山性特産種(2018.8.8)
ヤクチャイロヒゲビロウドカミキリと共に一昨年に続き探してみたのがこれも屋久島深山性の
固有種ヤクマルバネコブヒゲカミキリ。
コブヒゲカミキリ類を採り慣れた僕にとっても最も数を採り難いコブヒゲです。
屋久島の高山帯は独特の神秘の世界。樹齢数百年の大樹や轟轟と音を立てて流れる沢の音、何か
身に迫る重苦しい感じが常に拭えず、夜一人で林の中に突入していくのはとても勇気がいります。
長年夜の虫を採ってきたはずの手練れ甲虫屋でさえ一人での採集になかなか踏み切れなかったという
話もよく聞きます。
いやいや、それをやらずして決して良い虫が採れないのが此処でもあるのです。
そしてもう一つ其処で恐れを抱くのが「ヤマビル」の多さ。多いってもんじゃありません@@
また別の機会にこれだけの記事を書く予定ですが、数分毎に長靴をチェックしないといつの間にか
たんまり血を吸われ、服にべったりと血の滲んだ痕を見ることになります。
ダブル恐怖の夜を存分に味わえるのが屋久島の高山帯です。
で、長靴のヒルを指で跳ね飛ばしながら見つけましたよ。ヤクマルバネコブヒゲカミキリ。
やっと姿を現した♂。
前回の雪辱を果たした♀。複数採集出来てシアワセだ^^
いつも思うが、落としたらオシマイなのにちゃんと写真に残すのはスゴイな、ワシ。
運良く落とすことも無く、ちょっとだけマイコレが増えました^^
1時間探しても、二時間探しても、運が悪いと全く見つからないのが本種。
もうやりたくない・・・のが本音ですが、またやるでしょうね。
イイ虫過ぎるから^^
もっと詳しく知りたい事や
理解できなかった事などございましたらお気軽にご連絡下さい。