唯一コレクションする、キガシラハサミムシ(2014.8.30)
天気予報を見ると、九州地方は1カ月ほど続いた重たい前線の影響からようやく抜けつつあるようです。
昨日の雨から一転し、本日午前、少なくとも平野部は気持ち良いほどの晴天が広がっています。
ここ1週間ほどは野外に出ても深刻な雨に祟られることはないでしょう。
一つ厄介なのが少し気温が下がってしまっていることです。
これから秋物が最盛期となりますが、山間部ではやはり気温が低いと虫達の活動は鈍くなってしまうので
もう2~3℃は高くなって欲しいのですが・・・
ただ今週末について言えば、僕はメルマガの執筆と発行に加えオークションの締切および再出品、
そして発送準備とてんてこ舞いなので本格的な秋物狙いは週明けからとなりそうです。
ここ二日ほどで天気の更なる安定と気温の戻りを期待したいですね。
さて、7月に行った屋久島の写真を整理していると面白い虫が出てきたので紹介します。
キガシラハサミムシです。
正直僕はハサミムシの仲間の採集およびコレクションは全くやっていませんが、本種だけは例外です。
その理由は写真を見て頂けると一目瞭然だと思いますが、なんと素晴らしいハサミなのでしょう!
試しにちょっと自らの指を挟ませてみましたが、思ったより痛かったですよ。
決して「ダテバサミ」ではないようです^^
ハサミを含む体全体が漆黒で、頭部後縁に鮮やかな黄帯のアクセントがあります。
奇虫好きのコレクターにはたまらないでしょう^^
しかも数が少なく、一回の遠征で採れてもせいぜい1~数頭と僅かなものです。
樹上性とのことですが、あれほどスウィーピングやビーティングを行っているにも関わらず、まず
入ってきません。
本当に純粋なる樹上性なのか、ただ単に少ないのか・・・
ハサミムシ如きですが、本種についてはいろいろと解明したいなあ(標本もいっぱい欲しい^^)。
もっと詳しく知りたい事や
理解できなかった事などございましたらお気軽にご連絡下さい。