カミキリ幼虫の材への埋め込み例(2015.4.24)
今日はちょっとしたテクニック編です。
野外でカミキリの材を採取している際、幼虫の坑道を壊しすぎたり樹皮を剥がし過ぎたりした結果、
幼虫を元の位置に戻せなくなって剥きだしのまま持ち帰る場合があります。
例えばこれ。
コゲチャフタモンヒゲナガカミキリの終齢幼虫です。
良い機会なので幼虫同定に資するためにも特徴の分かるカットを数枚載せておきます。
具体的な方法です。
種類により食害の仕方が異なるので、本来はそれぞれに合わせてやり方をアレンジした方が良い
のですが、大体はこの方法で上手く行きます^^
まず、ホストの樹皮を少し剥がし、彫刻刀等で幼虫の体が入る程度の浅いボート状の窪みを
作ります。 深過ぎたり広過ぎると幼虫の体が中で「浮いて」しまうので良くありません。
また窪みの表面がガサついていると幼虫の体が傷付く場合があるので、なるべく滑らかに仕上げます。
(今回は説明用なのでイイカゲン^^)
その窪みに幼虫を置いたところ。
次に、幼虫採集時に採取した食痕くず(多少加湿しています)で幼虫を埋めます。
その上から予め剥がしておいた樹皮を被せます。
もし樹皮が失われていたら、出来るだけ隙間の出来ない形状の木片や厚紙等で代用します。
そしてビニールテープでその箇所を隙間の無いようにキッチリと巻きます。
ここが重要で、隙間があるとアリバチやその他の捕食性生物が入り込み易いので特に注意が
必要です。
後はこのまま放置するだけ。
ご参考にして頂き、より良い方法を模索して下さいね^^
もっと詳しく知りたい事や
理解できなかった事などございましたらお気軽にご連絡下さい。








