阿蘇方面のシルビアシジミ、今年はまずまず^^(2015.10.4)
秋晴れが続く中、阿蘇方面へシルビアシジミの調査に行って来ました。
夏以降の虫が極端に少ない中で本種の発生状況も懸念していたのですが、まずまずのようで安心
しました^^
秋晴れに霞む阿蘇連山を蕎麦畑から。
この美風景を何時も堪能出来るシアワセ。 これぞ地元民の特権^^
中央部の中岳から薄く吹き出す噴煙が分かるでしょうか。
場所は数年前に発見した高原の一画。草原地帯には食草のミヤコグサは極めて少なく、基本的に
シルビアは極薄の分布。
かつての笛吹川河岸にウジャウジャ居たような大凡品シルビアとは一線を画す存在です。
広大な草原にポツン、ポツンといったたたずまいのミヤコグサ。
こんな小っちゃい株が、ほんのちょっとしか無いんですよ。
セイヨウミヤコグサがワシャワシャ生えている地域が羨ましい・・・
今日は天気がすこぶる良く、時期的にもう朝晩はかなり冷えますが昼間はポカポカ。
じっと目を凝らすと、地を這うようにチラチラ飛ぶ青いシジミチョウが見つかります。
エイッと掬い採るとお目当てのシルビアシジミ。 ♂です。
一応完品ですが、もうある程度はスレちゃってます。
ちょっと遅かったか・・・
こうした不規則に飛ぶ地這いシジミはスレ・キレ易く実に閉口しますね。
貴重品のためもちろん確保。
飛翔個体を目で追いかけると、割とよく地面に留まるのが分かります。
そーっと近付き、とりあえず拡大写真をば。
昼間は暖かいものの、高標高の高原は既に風が冷たいためジッとしてくれるんでしょうね。
ここまで破損していれば勿論スルー。
しっかり子孫を残してね^^
今回は低温期型として飼育するつもりなので、じっくり歩き回り♀を幾つか確保しました。
飛んでいると♀は汚損した♂と紛らわしいのでよく騙されました。
ミヤコグサも数株堀り採って来たので、明日から人工採卵装置を組んで産婆さんになります^^
進展があれば、飼育室からおいおい報告しますね。
もっと詳しく知りたい事や
理解できなかった事などございましたらお気軽にご連絡下さい。