屋久島産ミヤマカラスアゲハ春型♀が羽化!(2015.11.21)
少し前に屋久島産ミヤマカラスアゲハ最終化(恐らく第4化)の飼育や羽化成虫に掛かる記事を幾つか
書いたところです。
この度、その際に偶然出来た春型の蛹から♀成虫が羽化したので紹介します。
ナヌ、この時期に春型とな?
そう思う方は多く居られると思いますが、実はこの現象、飼育品に関しては結構起こる事なんです。
先の記事に書いたとおり今回は春型を作る意図が無かったため、母蝶の採集場所の屋久島海岸線と
ほぼ同じ環境と思われる自宅(熊本県の平地)で普通に飼育しました。
よってほぼ全ての蛹は最終化として羽化済みで、既に展翅版の上に乗っています^^
ただ飼育の際に暗いダンボールの中に入れていた数個体の幼虫のうち1頭が、日照条件を感知して
春型の蛹に変態したということです。
このまま越冬して来春に羽化するんだろうな、遠征前で面倒だなと思っていたのですが、図らずも昨日、
羽化不全も無く立派な♀が羽化して来ました。
本来なら一旦は冬場の低温に晒されないと変態が進まないのが自然の摂理なのですが、飼育品を
屋内で管理しているとこのリズムが狂ってしまうことが往々にしてあるわけなんですね。
拍子抜けはしたものの、屋久島産のビカビカ春型、しかも♀が見られたのである意味感激です^^
想像した通り表面は極めて美しいものの、ちょっと前翅の緑鱗粉の乗りが悪いようにも思います。
これは屋久島独特の特徴なのか、あるいは個体変異か、飼育による何らかの影響か、今後の課題に
しておきましょう。
春型らしく、裏面の白帯はクッキリと発現しています。これは先に飼育した秋型にも一部見られましたが、
九州産の夏型にはほぼ見られない特徴です。
見事なのがやはり後翅。赤のスポット紋も大きく、それに被さりながら縁取る青い線状紋も素晴らしい
ものです。
これで来年以降は本気で多数飼育してやろうという意気込みが沸いてきました^^
大型種なので何百というわけにはいきませんが、まあ今年の5倍程度はやりたいですね。
今回の経験で、真夏の飼育マニュアルもほぼ確立したし。
問題は上手く母蝶が採れるかだけど、屋久島は今後ほぼ毎年行く島になるので中長期的に見れば
楽勝です^^
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