石垣島の固有種、イシガキケブトハナカミキリ(2016.2.6)
今春からの遠征シミュレーション・シリーズです。
今日は今のところ石垣島固有種であるイシガキケブトハナカミキリ。
本土産のケブトハナカミキリもそうですが、この仲間は生態や生息環境が一般に難しいため
長年カミキリ屋(甲虫屋)をやっていても馴染みの薄い方は多いのではないでしょうか。
ハナカミキリながら基本的には花に来ないし不思議と走行性があったりして、なんだか
取っ付き難いイメージも抱き易いようにも思います。
僕は若い頃に屋久島でケブトハナの採り方(材採集も含め)を会得して以来、本属を得意と
しています。
それを応用して石垣島のイシガキケブトハナもほぼ難無く探し出すことが出来ました。
ちょっと苦労したのは生息エリアを探すことでしたね。
昨年春、ホストのクサギより割り出したイシガキケブトハナ新成虫♀。
石垣島では優れたマイポイントを持っているので、今年も楽勝でしょう。
今年から石垣の虫を採る比重を減らしますが、大好きな本種は別。
しっかりマイコレを増やしておきたいと思います^^
気になるのは、未だ西表島で見つかっていないことでしょうか。
今回は春にちょっと西表にも入るので、少し本気で探してみようかな。
ただし、石垣島でも特定エリアに局所的なため、他の多くの両島共通種とは一概に同列では
見られないものと考えているところです。
まあ、居ないかもね。
もっと詳しく知りたい事や
理解できなかった事などございましたらお気軽にご連絡下さい。