西表島の今の蝶を少し(2016.5.24) | 蝶・カミキリ・昆虫を楽しむ!(九州・沖縄を中心に)

西表島の今の蝶を少し(2016.5.24)

西表島は甲虫を採るにはジゴクのような所ですが、蝶の採集については天国です。
何と言っても数が多い^^

例によって今は見ないフリを決め込んでいる蝶ですが、どうしても目に付いてしまうので
幾つか撮っている写真を紹介しておきます。

今はほぼ目に付かなくなりましたが、西表に来た当初かなり多かったミカドアゲハ。
石垣でも稀に多く発生することがありますが、八重山でこれほど見たのは初めてというくらい
目にしました。

河原で給水するミカドアゲハとアオスジアゲハ。
もちろん、これらは全て♂です。今はアオスジばかりとなっています。


花で採ると素晴らしくデカい♀が採れることがあります。
さすがにこれはキープ。


吸水に来るカラスアゲハも多く、♂は楽に採れます。
今出ているデカい夏型はこんな感じ。

アゲハ類ではほかにベニモン、クロあたりをよく見ます。波照間や石垣低地と違いシロオビを
あまり見なくて良いのがイイところかな^^
林内ではクロの♀も結構みるけどネットしたくなるような二重紋の素晴らしいヤツはやはり居ませんね。

石垣島では一般的に数が少ないアオタテハモドキ。給蜜中の♂。

♀があちこちで産卵しており、路傍では幼虫も目に付きます。


四半世紀ほど前のことですが、石垣で大発生に出くわして(石垣で多くの個体を見たのはその時だけ)
数頭の♀に産卵させ大量飼育したことがあります。
タテハモドキ群の中でも♂のギラ付く青燐は素晴らしいし、♀の変異も凄い。
もう一度アレをやりたいけど時間が無くそれこそ老後だろうなあ。


スミナガシ・コレクターの僕は八重山でも目を光らせていますが、自然状態ではなかなか姿を
拝めません。
それでも西表ではやや数が多いようで、暗い山道ではヤンバルアワブキの幼木に幼虫の食痕を
よく目にします。

ある時、膝位の高さのブッシュにスミナガシが潜り込んだので近寄ると♀が産卵しているところでした。
撮影は間に合わないので採集に切り替えようとしましたが残念ながらキレていたので手を出さず。

母蝶が飛び立った後で葉を裏返すとタテハ特有の形状の卵が。

幾つか葉を裏返すと別の♀が生んだ卵も見つかりこの林道では飼育材料が確保し易そう。
老後の楽しみをまた見つけました^^

ヤエヤマイチモンジが多いのもこの島の特徴のようで、新鮮な♀をそこそこ採って喜んでいます。
これも季節毎に一杯飼育したいものの一つ。

青草に留まっても地面と同化するコノハチョウ。

夕刻に林道の入口に出てきたらシロオビヒカゲが占有活動をしていました。
黒く大き目の蝶が不規則に飛ぶので、クロヒカゲモドキかっ、と一瞬ヒドイ勘違いをしてしまいました。

余談ですが東京在住中は山梨でクロヒモと格闘するのが夏場の楽しみで、戦利品を1箱ギッシリ
持っています。山梨ではどんどんポイントが無くなりますます貴重となってきましたね。そう言えば
地元・熊本のクロヒモは甲虫にかまけて一度もやっていないのに気付きました。チグハグだよなあ^^
シロオビヒカゲはクロヒモと違い飼育も楽なので楽観していますが、蝶自体は絶品です。

給蜜中のコウトウシロシタセセリ。

このところ八重山ではアオバ、オオシロモン、オキビロ等の大型セセリをあまり見なくなっており
危惧するところ。
セセリ類は甲虫屋の訪れない夏~秋以降に目に付く種類が多いのかもしれません。

マダラチョウ類ももちろん多く、今回は移入種のヒメアサギマダラが優先種のようです。
海岸線にはオオゴマダラがかなり多く、発生量は八重山随一と言えるでしょう。
他島ではあまり見かけなくなったツマムラサキマダラやカバマダラも結構居ます。
どこにでも多いスジカバやリュウアサがあまり居ないのが嬉しい^^

今は蝶採集のステージではないのでポイントには行きませんでしたが、西表では他所では一般に居ない
テツイロビロウドセセリやタイワンキマダラも採れるし、リュウキュウウラボシシジミも多く
そちらも楽しめますね。

そのほか、石垣や波照間等に死ぬほど居るクロマダラソテツシジミが少ないのが良いですね。
ソテツ自体が少ないからでしょうか。
大体の島ではコレばっかりなのでイヤになるのですが、西表ではストレスが少ない^^

シジミは石垣ではクロマダラソテツとタイワンクロボシのみがうじゃうじゃ居る印象ですが、
こっちはアマウラやヒメウラあたりもそこそこ居る感じ。
蝶専門で来るならシロモンクロやタイワンヒメ、ハマヤマト、ヒメシルビア等の探索も楽しそうに
思えます。
虫ってホントにやれる事が多い趣味ですね^^

木陰で休むナミエシロ♀。

与那国や石垣の春にはとても多い蝶ですが、夏型の数は少な目ですね。
ツマベニもたまに見ますがまずネットを振るチャンスがありません。ツマベニは島毎に野外品ペアを
揃える予定ですが、難儀しそうではあります。

なお僕は迷蝶フリークではありませんが、これだけ蝶が多いとシーズンにはとても面白そうですね。
純粋に八重山で蝶採りを楽しむなら、西表島は一押しです^^

以上、蝶もそこそこフォローする甲虫屋の報告でした^^

もっと詳しく知りたい事や
理解できなかった事などございましたらお気軽にご連絡下さい。

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