比較的ルッキングで多かったキガシラハサミムシ(2016.8.17)
本土域を離れた各離島での楽しみの一つが珍奇雑虫。
屋久島のキガシラハサミムシはその最たるものと言って良いでしょう。
正直ハサミムシ類は自分のターゲットでは無いのですが、本種だけはド・ストライクの虫です^^
樹上性の本種、一般にはなかなか目に付かずこれまでの遠征でも採れて1~2頭でした。
今季の屋久島は虫が少なくターゲットとするものが殆ど無かったため、真面目にルッキングで
探してみると場所によっては意外と居ることが分り嬉しい発見でした。
ヤクスギの樹皮表面に留まった♂。
独特の巨大なハサミ、そしてカラフルな「黄頭:キガシラ」のため居れば発見は容易。
ツヤ消しのエリトラや漆黒の基本色もとても良く、バランスの取れた「美虫」です^^
まったく、なんちゅうハサミでしょうね。
まるでクワガタのマンディブルのよう。造形美の一つですなあ。
ちなみに挟まれると結構痛いです。
こっちは♀。顕著な♂のハサミと比べると全く見劣りします。
♀は特に少ないようで初めて遭遇しました。
あなたも記念に挟まれてみては?
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