今年初めての、秋の阿蘇(2016.10.7)
持病の腰痛がなんとか治り、秋になって初めての採集に出てきました。
行先は阿蘇方面。もちろん糞虫関係の採集行です。
4月の熊本地震により従来の阿蘇へ至る道路は未だに寸断されており、現在は峠越えのクネクネ道を
取らざるを得ない状況となっています。
もう何度か通っているのですが、疲れるんですよねえ。早く本来の道路が復旧して欲しいところです。
まずはレインボーセンチ捕獲トラップ用の牛糞を取るべくヒミツの牧場へ。
時期的にススキの穂が広がる中、太陽を遮るブ厚い雲が。ここは何時もこう。
放牧王国として知られる熊本県ですが、最近は牛が何十頭も入っている牧場はほぼ無くなっており、
牛糞を探して広大なエリアを彷徨うという苦労を何時も強いられています。
牛が近くに居れば牛糞も直ぐに確保出来るのですが、丘の向こうに居たりするとそれはもう大変。
傍まで行くのは良いが戻りはバケツ一杯になった牛糞を運ばなければならずとんだ修行となります。
か弱いオノコにはレインボーセンチ採りは不可能と言っておきましょう^^
なんとかバケツ2杯分を確保した後、せっかくなので牧場の糞虫も探してみることに。
明るい牧場なのでレインボーセンチ(タダセンチ)は居ないものの、オオセンチはポロポロと。
此処のは在庫が底を突いていたのでちょうど良いや。
時期的にオオフタホシマグソコガネも出てきます。
一族の中で最大種が最美麗種という稀有な例。
未だに普通種扱いですが、決して昔のようには多く採れません。
そのせいかこれも直ぐに在庫が無くなってしまうので少し真剣に探しました。
でもやはり多くないなあ。
他にも普通種と思しきエンマ類やマグソ類も結構居ましたが、小っちゃくて黒いだけなので
例により無視^^
ムネアカセンチの土盛りが意外と多いようなので、何時かナイターもやってみましょう。
カルデラまで下りてくると秋晴れの爽やかな光景が広がっていました。
何時も阿蘇はこの時期が最も美しく感じますね。蕎麦の花畑から見渡す阿蘇連山は見事の一言。
後ろを振り返ると、熊本地震で谷部が崩落した阿蘇外輪山の山肌が見えます。
あの茶色の部分が草木で覆われ、元の風情に戻るのには一体どのくらいの年月がかかるのか・・・
レインボーセンチのトラップは3か所に掛けてみたものの、明日から天気がぐずつくようなので
今回はあまり期待は出来ないかな。
まあ数日後を楽しみにしておきましょうか。
最後に、愛車も入れてパチリ^^
もっと詳しく知りたい事や
理解できなかった事などございましたらお気軽にご連絡下さい。