真冬並みの気候の中、オオヒゲブトハナムグリの発生は?(2017.3.26)
石垣に降り立った一昨日は穏やかで気温も高くTシャツでも過ごせる感じでしたが、昨日から気温が
グンと下がり今日は寒い曇天となっています。昨晩は着込んで二枚毛布で寝たほどです。
以下は石垣島におけるここ一週間の天気予測です。
よく使うなあ、このパターン^^
ここ暫くの八重山には真冬並みの寒気が訪れるとの予報が出されています。
この頃はオオヒゲブトハナムグリの発生ピークとなる年もあるのですが、この感じでは本種の発生具合は
昨年とほぼ同じパターンとなるのではという気がしています。
すなわち、オオヒゲブトの本発生はこの寒気が去ると見込まれる3月末日近辺以降ではないでしょうか。
既に石垣入りしている虫屋さん、3月最下旬しか休めない会社員や学生さん達にはまた耐え難い
オオヒゲブトの時節となりそうかな。
昨年もやっと採れ始めたのが3月末日。大発生とはいきませんでしたが、4月上旬の暖かくなった時期に
日によっては20頭程度採れるという日がポツポツ続きました。確か僕が石垣を離れる4月10日頃も未だ
なんとか採れていたので、昨年の発生時期は遅めだったと言えるでしょう。
今年もそのような発生パターンに近いのではないかと思います。
実は昨日、朝方は天気が良かったのでポイントへ偵察に行ってきました。
ポイントの現状を見るためと、必ず居るはずの採集者に状況を確認するためです(もちろん居ました^^)。
その際に得た情報を全てお伝えするのは面白くないので、ヒントとなる写真を二枚ほど。
いつも指標としているカラスザンショウの枝先。まだ芽吹きに近いかな。
記憶では見たことの無い石垣3月のシイの花。普通は2月頃のイメージがあるのだが・・・
もちろん、予報が(多少は)良い方に外れることもありますし、オオヒゲブトの発生自体が悪ければ
気温が上がりきっても個体数は得られない現実もあるわけです。
また、4月に入っても暫くは北風を伴った低気温が続きそうだとの予報もありました。
はてさて、今期のオオヒゲブト決戦、どうなりますやら。
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