いまどきの石垣島（2017.4.8）
最高気温が２７℃まで上がった今日の石垣島。
空も晴れて微風、虫採りには最高の日和です。
週末でもありポイントには地元の人も含め４～５人の虫屋さんが居たため、暑さも相まって何となく
億劫になり直ぐに戻ってきました。
採るべきものはもう一通り採っているし、ガツガツした採集をやるステージではなくなっています。
表面上は５年目の「長期遠征」としていますが、実際は純粋に暮らすことに重きを置いています。
かつての夢だった「南の島で暮らす」という中で、趣味の昆虫採集をしている、というのが現実ですね。
採集に出ても費やす時間は大体３時間程度です。
なんと贅沢な、と採集現場でも言われましたが＾＾、こっちでの採集にある程度飽きてきたのも事実です。
まあ時期や対象種を大きく変える方向へ舵を切ればまた違うのでしょうが、「身近な」虫を採っている
だけなので、３年もがっつりやればまあ大体片付いて飽きてくるのは仕方ないでしょう。
皆さんも地元の虫はそうでしょ？
なんて前置きをした上で、今日は視点を暮らしの上で見えるものに置いてみます。
まずは田園地帯を走っていると今の時期によく見る風景。
サトウキビの収穫の様子です。
南の島々でサトウキビは農業における基幹作物で、どの島へ行ってもこの時期はキビ刈り一色です。
石垣島や波照間島といった平坦な耕作地が多い所では、このように機械で一気に刈り取ります。
刈り取ったキビはこうした重機により大型トラックに積まれ、３月２４日の当ブログ記事に載せた写真の
製糖工場に運搬されます。
ちなみに現在僕が使用しているビーティング棒は、運搬時にこぼれ落ちたサトウキビ＾＾
たまたま先の与那国島で拾ったもので、別に用途としてコレが適しているわけではないのですが、
拾った時に硬くガチガチに乾燥していて、かつ軽くて真っ直ぐなので使い易かったからです。
今シーズン一杯は活躍してくれるでしょう＾＾
カビラ湾を望んで。
観光地としては他の所とは次元が異なるほどに著名で、大きな駐車場や多数の土産物屋が整備され、
何時行っても観光客で溢れています。
男性諸君、黒真珠はプレゼントに利きますぞ。高いけどね。
そこから裏石垣と言われる海沿いを走り、島の北端まで来るとこのような質素で碧く澄み渡る海岸が
出迎えてくれます。
不思議と観光客はこっちには目もくれないようですね。と言うか、こんなヘンピな所へ来る一般の
観光客などほとんど居ないということなのですが、絶景を独り占め出来ます＾＾
数日前、定宿の近くの海岸では地元民が大勢くり出して潮干狩りが行われていました。
聞くと昔からの年中行事だそうで、それぞれの家族が休息場で昼食を囲んでいました。
こんな行事に参加するのも楽しそうですね。ここでは釣りをしている人も多く、それに混じっても良いかも＾＾
特に今回、大きな牧場が次々に出現していることに気付きました。
下はバンナ岳を望む牧草地。ロール・ベールが多数転がっています。
実は南西諸島は肉用牛に係る子牛の一大生産地として発展しつつあります。
残念ながら気候風土がサトウキビ以外の商品作物に適さないため、高収益が期待出来る子牛生産に
着目する農家が増えているというわけです。
実は本日一枚目の写真にも、牛の係留施設が写っています。
石垣島の田園風景もちょっと変わってきているな、と感じているところです。
そして集落を走るとやたら目に付くのがこれらの看板や、のぼり旗。
Ｃ国の侵略に備えるための自衛隊配備に賛成、反対を唱える立場を表明したものです。
現在の中山義隆石垣市長は自衛隊を受け入れる考えを表明しています。
Ｃ国に管轄の尖閣諸島周辺を蹂躪され、市民の生命・財産を守る立場の市長としては当然の選択と
言えるでしょう。
反自衛隊派は先の与那国島での敗北を受け、ここ石垣島でも再度集結して国防を阻もうとするでしょう。
そして、石垣でその先鋒となるのが虫屋でありながら虫屋に悪評の高い、移住組の元教員「Ｗ」です。
共産党員として国防を趣味で阻もうとするのはどうせ不可能なのでどうでも良いのですが、最良の採集地
であるオモト岳周辺の採集をやり難くした所業は絶対に許せないという虫屋さんも多いことでしょう。
自衛隊が駐留すれば、如何に不埒なＣ国もおいそれとは手を出せません。それに手を貸す「Ｗ」の
努力も水泡に帰します。
虫屋にとっても、何時までもこの地で楽しい採集活動が続けられることにもなります。
イデオロギーの違いは乗り越えて、虫屋なら現市長にエールを送るべきではないでしょうか。
同時にそれが虫屋の敵、憎っくき「Ｗ」に一泡吹かせる一撃にもなるのですから＾＾
もっと詳しく知りたい事や
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