アマミカラスアゲハ、今年は復活なるか(2020.2.28)
この時期の奄美における春への進行度を僕は、「十寒二十温^^」と表現しています。これはもちろん
三寒四温をモジッたもので、日による温暖差が極端に激しい様を評しています。
2月下旬ですから実のところは未だそれほど春めいているわけではないのですが、稀に25℃近くまで
気温が急上昇することがあり、そうした日はポカポカした陽気の中で蝶がヒラヒラと舞う楽しい状況が
生まれます。
そんな日に採ったアマミカラスアゲハ春型♂
出始めの出始めなので勿論個体数は極度に少ないのですが、既に2カ所でそれぞれ数頭が飛んでいる
のを確認しました。
実は昨年は春型も夏型もほぼ発生していない状況だったので、アキリデス命の僕としてはとても気落ち
しており今年の発生状況を心配していたのです。
しかし、2月下旬と言う未だ本格的な発生時期ではない期間に複数頭を見ることが出来、少なくとも
昨年のような壊滅状態ではなかろうということでホッと胸を撫で下ろしています。
アマミカラスらしい後翅・尾凸付近の青・赤がキレイ^^
♀はもっと美しかろうて。
野外品(飼育品もだが)は未だ全くコレクションを作っていないので、春型はもちろん夏型も今年は
優先的に採集・展翅に励みたいと思います。シーズン中の飼育は全般的な採集活動への負担が大きい
ので夏型からの飼育は行いませんが、来春の春型、つまり秋頃の親からの越冬蛹を作成する飼育は
存分に行う予定です。その頃にはほぼ甲虫・雑虫が終了しているのでリュウムラやイワカワ等の飼育も
可能でしょう(ちなみに去年はイワカワも壊滅状態@@)。
やはり、僕は本質的には甲虫より蝶の方が好きなんだなあ・・・
もっと詳しく知りたい事や
理解できなかった事などございましたらお気軽にご連絡下さい。