今日は出来なさ杉・・・（2020.6.4）

虫がよく採れる日もあれば、全くダメな日もある・・・
ちゃんとオチはあります＾＾

いつかお伝えしようと思っていましたが、良い機会なので書きます。
お湿りも適度に在り晴れて気温の高い日であっても、全く虫採りが出来ない日があります。
それはどんな状態のときか・・・

ズバリ、「強風」の日です。
これが南西諸島では実に多い。今日はそんな日でした。

アマミモンキのポイントとしているハゼなどの梢が強風に煽られる図。
勿論こんな状態では虫など採れません。

僕は１０年近く長期遠征（ここ２年数カ月は現地居住）の形で南西諸島でシーズンを過ごしていますが、
海洋性の気候のため、たとえ晴れていても台風まがいの強風（突風）が吹くことがよくあります。
そして一度吹き始めると数日続くことが常で、実は台風シーズンではない秋～早春にこうした日が多く、
連日の曇天の中ビュービューという怒号を聞き続けるとホント嫌になります。
これは現地で過ごさないと分からない事実ですね。

風が吹き荒れると虫は奥まった部位に隠れてしまうし、上がってきても枝先や葉に留まれないため
採集のしようがありません。
風に煽られてビーティングネットは水平に保てないわ、ネットは反転するわ、帽子は飛ぶわ・・・
雨が降っているわけではないのに虫が採れずもどかしい・・・
天気は良いのに虫の採りようが無いという感覚は本土ではあまり体験しないですよね。

今日の成果？
まあ、「カラの毒ビン」というのは演出ではありますが、これに近い成果となるわけです。
正に「出来なさ杉」の日ですねえ。