クワノハエノキ新葉上のテングチョウ幼虫、今後の飼育構想を少し(2021.4.4) | 蝶・カミキリ・昆虫を楽しむ!(九州・沖縄を中心に)

クワノハエノキ新葉上のテングチョウ幼虫、今後の飼育構想を少し(2021.4.4)

奄美大島は新年度に入って2日連続の大雨、その後2日は雨は上がったものの曇天で濡れそぼった
林では採集は不可能。4月の初出動は明日以降となりそうです。

奄美大島各地のクワノハエノキの新葉上には現在、大小様々のテングチョウの幼虫が見られます。
本種は成虫で越冬するので春の産卵時期がまちまちとなり、幼虫の成長度合いに差が現れます。

林縁の目立つクワノハエノキには大抵、幼虫の食痕が見られます。大発生の際は新芽・新葉が
瞬く間に食い尽くされる場合もあります@@ 今春はそこまではいきませんね。

もうかなり蛹化に近付いた終齢幼虫。

こっちは未だ中齢ですね。

テングチョウは普通種であり、特に奄美では目にする機会が多い蝶です。なのでこれまではネットに
入れて遊ぶことはあっても面倒な展翅にまではなかなか及びませんでした。
ただ奄美をはじめとする南方産は赤紋が拡大するなどやや特化した群として知られるので、奄美を去る
今年は多少はビカビカの展翅標本を作っておこうと思います。テングは裏展もイイ^^
本種に関しては新鮮な親が多数得られるので幼虫の飼育まではやらなくて済むので助かります。

なお、奄美でクワノハエノキに関連深い蝶と言えばアカボシゴマダラがより有名ですが、これの飼育には
多大な労力、さらに空間が必要なので奄美在住期間には取り組むことが出来ませんでした。
(時期的に得難い第4化の採集には少々励みました)

何も奄美に居るうちに奄美産昆虫全てをやりきる必要はないわけで、移転後も折に触れて来島することに
なるので臨機応変に対応すれば良いでしょう。
今後は蝶およびその飼育の比重を次第に大きくしていく予定なので、アカボシに加えアマミカラスアゲハ、
そしてフタオチョウの飼育は今後の楽しみに取っておきます^^

もっと詳しく知りたい事や
理解できなかった事などございましたらお気軽にご連絡下さい。

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