阿蘇と低標高の「白」イタヤカミキリ (2024.5.21)
九州のイタヤカミキリはエリトラの茶色帯が白色に置き換わり、白と黒のコントラストが鮮明な
美しい型となります。かつて僕はこれをシロイタヤ(白イタヤ)と呼称し、今では殆どのカミキリ屋が
この名称を使っているようです^^
阿蘇近辺の赤紋が出るハンノキカミキリをベニハンノキ(紅ハンノキ)と称するのと同様ですね。
さて、この白イタヤも阿蘇周辺で採れることが知られますが、昨年僕はほぼ低地と言って良い
大河中流域のヤナギで発見、自然度の高い地域であれば低地にも白イタヤが産することを
確認しました。
(参考)昨年5月に低地の大河河川敷で発見したシロイタヤカミキリ
この平地の白イタヤ、発生時期は阿蘇の産地に比べるとかなり早かったわけですが、今年は
早くから注意していたところようやく採集確認来ました。
打ち所が悪く(虫体をダイレクトに叩いてしまったらしい@@)足が2本もげて瀕死の♂。
紛れもなく白帯パターンで白イタヤと称して良いものです。ただポイントのヤナギの数が少なく、
採集出来たのはこの1頭に留まりました。飛び離れた産地として少しは確保したいのですが
数が少ないので時間を掛けてゆっくり揃えたいと思います^^
一方、この時期の阿蘇では白イタヤは未だ老熟幼虫で過ごしています。時期的にそろそろ蛹室を
作り始める個体もいることでしょう。
阿蘇のポイントでヤナギの坑道内から取り出した老熟幼虫。かなり大型の♀になるものです。
坑道にお戻り頂いた状態。この後入り口にティッシュをきつく詰めます。
順調に蛹化、そして羽脱してね^^
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