オモト岳登山道の変化にご用心(2013.3.31) | 蝶・カミキリ・昆虫を楽しむ!(九州・沖縄を中心に)

オモト岳登山道の変化にご用心(2013.3.31)

4月上旬までは多くの虫屋で賑わうオモト岳。
今年の春は毎日雲が掛かっていることから、登頂する人も少ないようです。

僕も悪天時のこの山での貧果をよく知っているので、石垣に来てまだ1回しか登っていませんでした。
それほど連日天気が悪いんですよ。

それでも、こうした天気には虫が採れないことを再認識すべく(^^)、本当はある仕掛けを施すために
本日登ってきました。
低地での探索に飽きたのも一要因ではありますが・・・

それに、主催する南虫クラブのメンバーが近々来島されるので、注意を喚起する意味合いもあります。
メルマガでも触れたように、オモト岳は3年前の土石流で登山ルートが相当大きく変化しており、
所々道が分かり難くなっていますので。

他の方もどうぞご参考に^^

・・・・・・

今日も山頂部には雲が掛かるオモト岳。
ここ暫く、ずーっとこんな感じです。

近づくにつれ、山頂部ははっきり雲に覆われていることが分かります。
虫が採れないのも分かってるんですけどね・・・
ま、運動がてら、いっちょ行ってくるか。

 
嵩田林道の登山口への入り口に来ました。
ここからやや悪路を2百メートルほど走ると登山口です。
パンクが怖い人は、この近辺に駐車して徒歩で向かうケースも多いようです。
「アサヒナ採るな」の看板もどーんとあります。


登り口の広場が見えてきました。5台程は駐車可能です。
ここにも例の看板がありますね。

そしてここから亜熱帯の高山の中へ入っていきます。

暫く行くと沢を渡る木道が現れます。

最初はこうした平坦な道が続きます。 

すると、いきなり左側が明るくなってきます。
すなわち、これがメルマガでも触れた大規模な土石流で山肌が流れた跡です。

この辺りから本来の登山道が本格的に崩れてきますから、道を見失わないように気を付けます。
登山道の片側がえぐれたためロープを張ってあるところ。 落ちないように^^

右側が登山道です。左は崩落しています。

 

登山道が崩落したため、70度程の急坂を数メートルよじ登る箇所もあります。

所々にこうした標高や登山時間の目安を記した標識があります^^

そしてポッカリと原生林の中に出来た空間に出ます。
岩がゴロゴロしていますが、本来の登山道は崩壊していますので臨時の登山道を進みます。


 
振り返ったところ。
とても大規模な空間であるのが分かります。

そこから見たオモト中腹の山肌。
空間が出来なければ決して見ることの無かった場面です。

この辺りが一番道をロストし易い所です。
道を真っ直ぐ進むのではなく、沢を横断します。
向こう側に登山道の続きを示した標識が見えますね。

ここまで来れば従来の登山道ですので、後は安心して進むことが出来ます。

ただ、最初とは違い次第に勾配がきつくなり、足場もかなり悪くなります。


最後の給水ポイントを過ぎて・・・

俗に言う心臓破りの急坂が続きます。
ここを越えれば後は楽になりますので、頑張りましょう。

急坂を制覇すると、「あと10分」の有り難い標識が^^

山頂に近づくにつれてリュウキュウチクが山道の両側を覆うようになります。

ポッカリと視界が開けると、山頂への稜線です。
霧に霞むパラボラアンテナ・・・

視界が開けた尾根から見た下界。

山頂への道を取ると・・・

霧が濃くなり益々視界が悪くなります。

殆ど見えない鉄塔・・・
リュウキュウチクも強風に煽られています。

やった!
遂に沖縄県の最高峰を制覇しました^^
(この時だけちょっと視界が良くなりました)


頂上からの視界。
ほとんどゼロ・・・

登頂すると、こんな良い事もあります^^


そして、これが午後5:30現在のオモト連山。
一雨降ってますます雲が厚くなりました。風もさらに強まっています。

一体何時になったら太陽を拝めるのでしょうか・・・

もっと詳しく知りたい事や
理解できなかった事などございましたらお気軽にご連絡下さい。

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