ハムシに酷似(擬態?)したムネアカマルカッコウ(2013.8.14)
一般的にはスマートなハンターと言った感じに形容されるカッコウムシ。
殆どの種類は細っこい体型をしていることで知られます。
ところが我が国には、「コレ本当にカッコウムシ?」と言いたくなるような種類が幾つか存在します。
その一つがこのムネアカマルカッコウ。
まるでハムシの一種のようですよね。
でも、ひっくり返してみるとこのように顎が発達した顔が・・・
ハムシ等に擬態する必要も無いのでしょうが、何故こんな形状になったんでしょうね。
本種は本州から九州に分布しますが(九州では珍品^^)、奄美~九州南端のアマミマルカッコウも
似たような形をしています。いわゆる代置種の関係でしょうか。
後者は屋久島(自然度が高い地域のみ)では年によっては割と得られることがありますね。
いずれも走光性があるので林の中に掛けたライトフィットに入ることがあります。
本州では採った事がありませんでしたが、九州高山帯のマイフィールドでは割と採れるので
好んで集めています^^
もっと詳しく知りたい事や
理解できなかった事などございましたらお気軽にご連絡下さい。