阿蘇で見つけたクロシジミ(2013.8.22)
ちょっと前、阿蘇に行った際に見つけたのがクロシジミ。
全国的に減少が激しい種類ですが、阿蘇一帯では薄いながらも未だ広く確認することが出来ます^^
かつて四半世紀住んでいた関東近辺ではもう殆ど採れず、蝶屋さんが血眼になって狙い採りする
種類となっています。
僕が知る確実な産地は富士山近辺のみでしたね。その中でもよく通った梨が原(北富士演習林)では、
最後には全く姿を消してしまいました。
これは今回グミの群落で活発に飛び回っていた♀。
本種の発生時期は比較的遅いのですが、8月中旬ともなるとさすがに♀も破損が進んでいます。
もうこの時期には♂は居ませんね。この♀は比較的スレが少ないようでした。
これは草原をビーティングしてハムシ類等を採集していた際に見つけた♀。
アザミ群落の周りに固執していたので、たぶん産卵中だったのでしょう。
特にゴマシジミが発生するような所に一緒に居ることが多く、九州ではゴマシジミの副産物としても
位置付けられる種類です。
ただ今年から地元ではゴマシジミが採集禁止となったため、本種にお目に掛かる機会は個人的に
かなり減ってしまうと思います。
もっと詳しく知りたい事や
理解できなかった事などございましたらお気軽にご連絡下さい。