これらのドイさん達、本当に同じヒト?(2014.1.3)
今年の八重山で結構熱心に探したカミキリの一つがヤエヤマドイカミキリ。
いやはや、とにかく難物でした。
直近の整理では、本土域、琉球をはじめとした島嶼に広く産するドイカミキリの八重山における亜種
の扱いです。
でも、これで良いのかなあ・・・
現在4亜種に整理されているドイカミキリ。
ドイ好きの僕としてはどうもモヤモヤ感がね^^
研究者でも何でもないので決定打を繰り出すことは出来ないのですが、まあこの写真を見て下さい。
(クリックすると拡大されます。)
左が今年初めて採ったヤエヤマドイ、右がたまたま近くにあった山梨県産ドイで、いずれも♂です。
なお、右の山梨産は関東の一部に居る針葉樹をホストとした個体群で、通常のドイとはちょっと趣きを
異にしているのがお分かりと思います(ここでは触れないが、実はコレも問題児)。
正直言って、極端な者同士を並べたということもあるのですが、これら、同じ種類に見えます?
大きさが違う(ヤエヤマドイは全体的に小型)ことはまあ良いとして、体型がまず違いますね。
特に違和感を感じるのが上翅端のヤハズ状の部分。
決定的な差異があります。
ヤエヤマドイの「たすき」状のエリトラの斑紋も非常に特異です。
これはビーティングネットに落ちた瞬間、これまでのドイ「系」との最も大きな相違点として脳裏に
「ドカーン」とインプットされました。
(実は採集時に感じたこの手の「違和感」というのは意外と大事^^)
そして写真からは分からないと思いますが、ルーペで見ていて大きな相違点として注目したのが触角。
ヤエヤマドイのアンテナの下面にはびっしりと長毛が生えており、特に第三節最後尾の毛は長大でよく
目立ちます(トゲの様にも見える)。
一方、山梨産ドイの触角は無毛でツルッとしています。
またヤエヤマドイの触角が全体的に細いのに対し、本土産ドイは太く、特に第一節の異様な太さが
印象的です。
最新の検索図鑑にはこれらのことは記述されていないようです。
どうも著者さん達は現在の分類体系にシンパシーを持っておらず(そのように感じる^^)、さりとて
現段階ではガラガラポンの決定打も無いことから従来の教科書をとりあえず踏襲したと見ます。
まあ、分類のド素人がこんなところで独り言を呟いても仕方ありませんが、実物をもって比較する限り
亜種レベル以上の差があると感じるのは僕だけではないでしょう^^
もっと詳しく知りたい事や
理解できなかった事などございましたらお気軽にご連絡下さい。

