ヒメカミキリ二種の食痕のお勉強^^(2014.3.1)
珍品や人気種ばかり材採していては知識にムラが出て来てしまいます。
そこで、今日は普通種の代名詞であるヒメカミキリ(ケレシウム属)二種の食痕を見てみましょう。
前回アップの珍種、ディボーマからの落差が激しいなあ。
これも僕のブログならではかもしれません^^
まずは本属最普通種と思えるヒゲナガヒメカミキリ。
様々な樹種に付き、材採をしているとかなりの頻度で遭遇し極めてジャマな存在でもあります。
材採を始めた頃は本種の食痕を見て、「ひょっとして珍品なのでは?」と後生大事に抱えて何度も
ガッカリさせられました。やはり学習って大事です^^
これをはじけるようになればかなり材採の能率が上がること請け合いです。
まず、樹皮下の食痕です。
意外と深くかつ幅広く食いますね。クスノキ科の樹皮下を専門に食うトビイロやトゲヒゲトビイロに
ちょっと似ていますが、それらのように規則正しい軌跡は描きません。
(これらクス科食いの食痕をご存知無い方、失礼^^)
老熟すると材部へ進入しますが、ほぼ蛹室を作るだけで殆ど食い進みません。
材部の蛹室に居た幼虫。前蛹へ移行中のようです。
蛹室の蛹頭部。既に複眼とマンディブルが色付いています。
そこから取り出した蛹。触角の巻き方に注意。
次に紹介するのは、ヒゲナガヒメと同様に本土西部から与那国まで分布が広いリュウキュウヒメカミキリ。
ヒゲナガヒメと異なり、地域によってやや変異があってコレクションには面白い種類です^^
今回タイミング的に幼虫・蛹の写真が撮れなかったため、いずれ補足することとします。
本種の食い方は極めて特異で、材表面に相当大きな穴を開けた上でその近くで蛹化します。
その穴は「アオカミキリが予め脱出口を空けておく」といった概念に比較すると大げさなもので、
自らの何倍もの大きさ(@@)の穴を何故空けるのか全くもって不思議です。
でもそのおかげで、本種の材を楽により分けることが出来、材採の能率も上がるってもんです^^
こんな大げさな穴が多数空いた材は無視です(必要なければ)。
穴を覗くと、蛹室に繋がる荒い繊維状の木屑が確認出来ます。
その部分を削ると・・・
新成虫が登場^^
こんな感じで、ちょっとオジャマ虫的なこれらを見分けることが出来ますよ^^
もっと詳しく知りたい事や
理解できなかった事などございましたらお気軽にご連絡下さい。









