大きなキクイムシかと見紛う、ヨツバコガネ(2014.6.27) | 蝶・カミキリ・昆虫を楽しむ!(九州・沖縄を中心に)

大きなキクイムシかと見紛う、ヨツバコガネ(2014.6.27)

相変わらず厚い雲が掛かり湿って薄暗いオモト岳山腹でのこと。
斜面に大きな木が倒れていたので近付いてみました。

すると朽ちた樹肌に幾つか黒いものが蠢いています。
「なーんだ、タダヨツバかあ」
一瞬オオヨツバコガネかと勘違いしてしまいそうになった自分が可笑しくなりました^^

よく見ると材部に侵入しようとしている個体も散見出来ます。
このように、まるで巨大なキクイムシかと見紛うような真ん丸の穴を開けながら穿孔して行くんですね。
クワガタじゃあるまいし、ご苦労なこと^^

コガネムシの仲間というのは大所帯ではありますが、一体どれほどの種類が産卵のためにわざわざ
体が隠れるほどの深さまで自ら材を掘り進むんでしょうか。

このようにお尻だけが見える穴があちこちに見つかりますが、ここまで潜られると引っ張り出す手立てが
ありませんね。

ちなみに本種は沖縄本島とか屋久島等ではエリトラに赤紋が出たりして多少は採集欲が沸くのですが、
石垣産は真っ黒なのでちょっとつまらないですね。当たると灯火にも結構来ます。

浅く掘った窪みに居たペア。

天気が良ければかつて屋久島で遭遇したように倒木の周りをブンブン飛び回る個体も見られたはず
ですが、今日のようなコンディションでは基本的にジッとしているだけのようです。

こうした場面を踏まえながら、オオヨツバコガネの採集法確立にも近付いていきたいところです。

もっと詳しく知りたい事や
理解できなかった事などございましたらお気軽にご連絡下さい。

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