夏の屋久島、赤いカミキリたち(2014.9.7) | 蝶・カミキリ・昆虫を楽しむ!(九州・沖縄を中心に)

夏の屋久島、赤いカミキリたち(2014.9.7)

7月の屋久島で見た、赤いカミキリシリーズです(続きませんが^^)。

まずは触覚まで赤いクスベニカミキリ。
全身が「真っ赤」なクスベニというのも不思議なものです。
しかも割と珍の部類に入り、皆が密かに狙っている種類でもあります。
採れない年もあるのですが、今年は二頭採れてウレシイ^^

吹き上げでネキの飛翔を待っていると、低空をゆっくり飛ぶ赤い虫がモウセンハナカミキリ。
「エイッ」と近くの小枝ごと掬ったネットに入ったモウセンハナ♂とナガゴマフ。
ナガゴマフはエリトラ白帯が発達していて良いでしょ^^

こちらはモウセンハナ♀。
♂に比べると大型で横幅もあり貫禄十分です。
モウセンハナはジタバタ飛ぶのでドン臭く見えるもののかなり「目」が良く、飛翔個体にネットを近付けると
「クルッ」と方向転換して逃げられる場合が多いので注意が必要です(この際の逃げ足は速い)。

エリトラのスレが目立ち、生き残り感の強いホシベニカミキリ。
本種はタブ生木の中で成虫越冬を行い、早い個体はGW頃から野外に脱出します。
ですから7月に見られるものは相当遅く発生して来た個体なのでしょう。

熊毛諸島産は本来南限に当たり(近年は奄美等で本土域からの移入が進んでいるらしい)、
屋久島産のホシベニは体色の赤が少し淡くちょっと変わっていて良いです^^

もっと詳しく知りたい事や
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