オキナワサビカミキリを裏返すと・・・(2014.10.31)
今年春、与那国島でビーティングネットに落ちたオキナワサビカミキリ。
なかなかこの姿を見ることは叶わない、今や極珍種ですね^^
このように擬死状態で落ちてくる個体の割合も多いです。
擬死の場合は、脚を蛹の体制のように行儀良く両脇に引き寄せるのではなく、左右のそれぞれの脚を
腹面でくっ付けるようにしています。
前翅は前方へ投げ出すんですね。
裏返したところ。
おや、腹端に黒い紋がありますね。これは面白い・・・
より分かりするため標本を裏返したところです。
そうしているうちに、同様の位置に同じ黒紋を持つ別のカミキリが居ることを思い出しました。
これです^^
さて、何でしょう? スレてるので分かり難いかな?
そう、ススキサビカミキリです。
これもよく擬死を装いますね^^
一時は全く採れなくなったと巷では騒がれていましたね。
もちろん最近でも簡単に多くを得ることは難しい種類です。
やはりポイントは狭いし、特に今年は少なかったなあ。
標本を裏返すと、ほらこのとおり。
オキナワサビと同じ場所に黒紋がありますね^^
珍品同士の奇妙な共通点でした^^
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