ハテルマタテスジドウボソ、ハテルマヨナグニゴマフ(2015.5.10)
昨日掲載のイマサカドウボソのサプライズは別として、波照間島におけるカミキリ採集の楽しみ、そして
醍醐味はやはり二種の特産亜種との対面でしょう^^
波照間島は平坦で見渡す限りのサトウキビ畑が広がる何の変哲も無い島です。
大木が連なる黒々とした林なども存在しません。
然るに甲虫採集に適したポイントを見つけ難く、初めてここに降り立った採集者はきっと困惑される
ことでしょう。
よって、そんな何の変哲も無い場所の中でそれぞれのポイントを見つけていくしかありません。
特定の普通種は幾らでも居るのですが、タテスジドウボソにしてもヨナグニゴマフにしても、こんなに
採り難かったっけ?と大抵の方は不思議な実感をお持ちになると思います。
ハテルマタテスジドウボソカミキリ。
体色が薄く縦筋の入り方もやや異なり、かつ明らかに基亜種より小型となります。
あるカミキリ研究家の方が亜種から格下げすべきと言われていましたが、少し慎重に検討された方が
良いと思います。
参考まで。通常の石垣島産タテスジドウボソ。
ハテルマヨナグニゴマフカミキリ。
石垣島等の亜種と同様にどこにでも居ますが、一カ所でまとめて採れないため結構苦労します。
前種と同様に小型の亜種で、1センチ程度の個体がザラ。
きっとこれも不思議な感覚を味わわれることでしょう^^
与那国島の基亜種もそうですが、最普通種ゴマフと舐めていると殆ど数が採れなかったという結果が
待っていますので、ゴマフコレクションを充実させたい方は腰を据えて懸かられることをオススメします^^
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