イリオモテコブスジツノゴミムシダマシ(2015.6.13)
一昨日は地元熊本の一部に避難勧告が出るほどの大雨でしたが、ここ二日は一旦雨が止み小康状態
となっています。
予報では一瞬晴れのマークが出たので「さあ採集だ!」と準備していたのですが、一夜明けると
再び雨マークに変わっておりガッカリ。
仕方がないので西表島から持ち帰ったキノコ残骸をバラしてみることにしました。
もちろん、現地にてイリオモテコブスジツノゴミムシダマシがちゃんと巣食っていることを確認しています。
食われてボロボロになった塊の一つを手で崩していきます。
この瞬間がとても楽しい^^
すると・・・
出ました! 本種のコロニーです^^
このキノコはちょうど食い頃だったようで、絵に描いたような格好で次々に成虫が現れます。
羽化直後の大きな♂。
なんか、ウルトラQのナメゴンみたい(リアルタイムで見ていた世代じゃないですが^^)。
成虫の数が最も多いのですが幼虫や蛹も居て(たぶん卵も)、世代を少しずつズラしながら何時でも
成虫が出現しているタイプの虫なんでしょうね。
これは親類のヒメコブスジツノゴミムシダマシにも言えます。
(参考)
昨年秋の九州脊梁山地にて確認したヒメコブスジツノゴミダマ
キノコを全部崩すと勿体ないので少しだけ未だ堅めの幾つかを残しておきました。
もし夏~秋まで生き残るようなら、九州のキノコでも繁殖出来るか試してみようかな^^
もっと詳しく知りたい事や
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