屋久島産ミヤマカラスアゲハが全て蛹化(2015.9.9)
飼育していた屋久島産ミヤマカラスアゲハが今日までに全て蛹化しました。
全部で30匹くらいかな^^
自分でも驚いたことに途中で死亡した幼虫は記憶上ゼロ。
今回は抱えた数が少なかったこと、そして比較的涼しい晩夏だったためかもしれませんが、夏における
パピリオ飼育のマニュアルを確立出来た感じです^^
終齢幼虫時に撮ったカットです。
ミヤマカラスの幼虫はカマ首をもたげて上半身をユラユラさせるので、深度合成写真を撮るとこんな
感じに。
オモロイ習性です^^
蛹化は葉裏は勿論、箱の天井でもよく行われました。
透明飼育箱の蓋でもよく蛹化していました。
これらから類推すると本種は天井を蛹化場所として好むことになるけど、自然状態における天井って
何処になるんだろう・・・
少し突っ込んで考えると、野外の場合の天井とは一般に葉裏を指すと思われます。
ここで考えるべきはカラスザンショウ等の本種のホストは基本的に落葉樹であり、冬季には葉っぱは
枯れて全て地面に落ちてしまいます(死亡する確率が高くなる)。
よって、今回天井で蛹化した個体は少なくとも春型の蛹ではないと言えるのでしょう。
考え過ぎかもしれませんが。
既に羽化の兆候が現れている蛹も出始めました。
もう少しで屋久島の秋型ミヤマカラスをお目に掛けられると思います^^
もっと詳しく知りたい事や
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