屋久島産「秋型ミヤマカラスアゲハ」の美・妖艶さにオドロキ!(2015.9.12)
ヤバイです!
屋久島の「秋型ミヤマカラスアゲハ」が美し過ぎ@@
少し前に飼育していた終齢幼虫達が全て蛹化したことを報告しましたが、先発隊の羽化がいよいよ
始まりました。
現時点で4♂1♀が羽化しています。
びっくりしたのはその美しさ。
南限の屋久島の秋型だけに期待はしていましたがこれ程とは・・・
ほぼ同時期に羽化した九州本土産の標本が手許に無いため比較出来ないのが残念。
まずは♂から。
そして♀。
夜間の電灯下での撮影でこれです。
正直な話、屋久島産の夏型も含め、九州産でこれほど美しい個体(群)を見たことがありません。
アキリデス・ファンとしてはこの上無い感激です!
後翅の赤紋はバッチリ発現。とてもヨイです^^
夏型はここまで発達しませんし、かつてヤエヤマカラスアゲハを飼育した際、秋に羽化したものは
同様に後翅赤紋が発達していたことが思い出されます。種類を超えた面白い共通点ですね。
青紋の散布状態も、言葉に尽くせない程に絶妙(大絶賛^^)。
ちなみに、裏面後翅の白帯は夏型(♂♀共)には絶対に(ちょっと言い過ぎかな)発現しません。
大きさとしては一般の春型と夏型の中間と言ったところでしょうか。
明らかに夏型より小型になったのは単にこの時期に羽化するタイプの形質なのでしょう。
食樹の葉はこの時期堅く、さらに汚れているので自然と食い込みは悪くなるでしょうし、今回密飼いは
せずにカラスザンショウはタンマリ与えたので餌不足ということではありません。
いずれにしても、これで是非とも春型を羽化させたいとの思いが更に強くなりましたね。
ギラギラした北海道や本州高地の春型は有名ですが、九州本土産の春型はそれとは全く異なる
奥深い別のイブシギンの美しさが元々あります。
今回の屋久島産の秋型を見て、屋久島の春型はもっと深味のある素晴らしいものであるのは
間違いないと確信しました。
現在僕がシーズン中に地元定着型の行動をしているなら今回の羽化個体を幾つか使って春型作成に
勤しむのですが、来年も春から南西諸島に出る予定なのでそれは不可能です。
美しい飼育品の春型とのご対面、数年間はお預けだなあ。
なお、僕はこれらを便宜上「秋型」と称していますが本種に関してこうした化性の呼び名はありません。
まあ寒冷な地域では一般的に春型・夏型で済むのですが、保育社の原色日本蝶類生態図鑑(1)では
こういう記述があります。
「屋久島では年4回の発生とされているが、第2回目の成虫(夏型)以降の発生消長は世代間の重なり
があって正確には把握し難い」。
うん、もっともな解説ですね。まあそういう事でしょう。
屋久島(低地)の場合は年3化と年4化が混生・混飛しているのが実態と思いますが、その割合は
どんなもんなんでしょうかねえ(絶対に分からないことではあるが)。
4化の場合の出現期は概ね、4~5月、6月、7~8月、9~10月といったところでしょうか。
これらに名前を付けた場合、僕なら春型、初夏型、夏型、そして秋型と呼びますね。
だから前から「秋型」と標榜しているわけ^^
数年先になるけど、屋久島産の春型作出は勿論、屋久島産と北海道産とのF1作成なんかもやって
みたいですね。
なんたって僕はアキリデスの大ファンですから^^












