9月最終週オークション出品から(2015.9.29)
東京大手町フェアという一大イベントも終わり、採集や自己コレクションの充実に時間を割ける時期が
やって来ました。
採集は何時でも行けるのですが、大手町フェアの前後はその準備でオークション関係が手薄になって
いたので、ここ数日は天気が良い中で悶々としながら標本選択・展足・写真撮影、そして出品と、
一連のオークション関連仕事を片付けていました。
ふと気付いたのは、「あれ? せっかく写真に撮るんだから、ブログにも載せて皆さんにも見て頂ければ
良いんじゃないの?」ということ。
コレクションも楽しみましょう、という趣旨のブログなので、こんなコンテンツもアリなんじゃないでしょうか。
展足等のご参考にもなるし。
5~6年もオークションに出品し、その都度標本写真も撮ってきたのに全く気付きもしませんでした^^
と言うことで、今回は9月最終週分のオークション出品標本の写真から10点ほど(毎週4~50点出品)。
オークションに参加されていない方にはちょっと新鮮な感じではないでしょうか^^
あ、だからと言って是非ご参加下さいという意図は全くありませんので誤解の無いようにお願いしますね。
では、いきます^^
石垣産アオヒメコバネ♂
イスノキからの羽脱品ですが、良い材がなかなか探せませんねえ。
鹿児島産オオスミヒゲナガカミキリ・ペア
生息地の大隅半島最南部は九州に居てもなかなか行けない場所です。汗だくになる海岸線における
真夏のナイターに飛来した♂と、ホストであるマテバシイの夜間見回りで得た♀。
石垣産チュウジョウトラカミキリ・ペア
野外ではなかなか遭遇する機会が無い少ないトラカミキリ。タブの材から羽脱したもの。
♂の丸っこく巨大な前胸が特徴的です。斑紋のバラエティも良いです。
熊本産ヨツボシカミキリ♂
本種は九州でも絶滅したんじゃないの?とも思えるほど激減。
これは山間部の街灯スウィーピングで得ましたが、採れたのはその年のみ。
石垣産ムネモンウスアオカミキリ・ペア
ご存じのとおり、石垣島のオモト岳は激烈なプロ市民活動家により今年5月以降は昆虫採集全般が
禁止されることとなりました(4月は移行期間とかで採集可能でした)。
♂は不完品ですが、今は採集し難い貴重品となりました。
屋久島産ヤハズカミキリ・ペア
客観的に見て、屋久島産の昆虫は南限となっているものが多く、分類されていなくても
軽い亜種化を起こしているものが多数存在すると思います。本種もその一つ。
熊本産イチョウヒゲビロウドカミキリ・ペア
西日本の低山帯限定種で、意外と出回りません。同定が難しいという方がおられるので
写真を参考にして頂ければと思います。
雑虫も色々と出品しており、今回はほぼ阿蘇の限定種、クロカメノコハムシを載せます。
南方のアカヒラタカメノコ程の短足^^ではありませんが、毎度展足に泣かされます・・・
僕は会社員時代、2000年代初期にシンガポールに3年、その少し前にオーストラリアに1年、
駐在員として海外勤務していました。
その際に現地標本商から多くの虫を買い集めました。本来は自分用に購入したのですが、
オークションで余品をお分けしています。
これは西イリアン産パプアキンイロクワガタ。
有名な種類で標本も多数流通していますが、綺麗な色彩のものはあまり見ませんねえ。
ジャワ島産の蝶類の三角紙標本。
これは50頭パック×4の200頭と大量ですが、このようにバルクで出品することも多いです。
ちなみに、これでも底値800円@@ 昼食代ですね^^
もちろん、それなりの種類は単品~数頭単位でも出品します。海外産(特に蝶)は幅広く収集しており、
西マレーシア産、インドネシア産、タイ産、オーストラリア産、ペルー産と豊富です。
ではまた来週、次回の出品から面白そうなものを幾つかピックアップして掲載しますね^^
もっと詳しく知りたい事や
理解できなかった事などございましたらお気軽にご連絡下さい。