糞虫の簡易回収容器にはペットボトルが便利(2015.10.28) | 蝶・カミキリ・昆虫を楽しむ!(九州・沖縄を中心に)

糞虫の簡易回収容器にはペットボトルが便利(2015.10.28)

僕のように大量採集している人間はともかく、一般に糞虫と言えば虫屋さんでも実際はあまり触りたくない
存在なのではないでしょうか。
僕なんて回収専用の大型タッパーを幾つも持っているのですが、糞まみれの虫を入れるタッパーなど
持ちたくないのが普通の感覚だと思います^^

では、気の迷いで(?)糞まみれの糞虫を採りたくなったら、あるいはそうしたシチュエーションに
遭遇してしまった時はどうしましょうか。
そんな時に頼もしい援軍となってくれるのがペットボトルです^^

採集中の車内とか、その辺に転がってますよね、ペットボトル。
わざわざ回収容器代にお金を使う必要なんてありません^^
僕のように大人採り(^^)するなら別ですが、センチコガネ10頭程度なら500ml容器が1個あれば十分。

僕はいつも2ℓのダイエットコーラを箱買いするので、我が家にはこの空ボトルが常に大量にあります。
今回はこれを例にとってお話します。
2ℓボトルならセンチコガネ30頭でも楽勝ですよ^^

まず、空ボトルにはティッシュを数枚詰め込み、その後新聞紙を細長くねじって差し込みます。
口が狭いのでこの作業は面倒ですが、無料のリサイクル容器なのでここはガマンしましょう。
そして水を少し回し入れて、虫体の汚れを取り易くします。
こんな感じ。

後は汚物まみれの虫をこの中に放り込んでいくだけ。摘まむのはさっき食べたコンビニ弁当の箸でOK^^
この作業もやり難いですが、まあガマンガマン。なにせタダですから^^

採った翌日の状態。この2ℓ容器の中には20匹くらい入っているかな?
中で虫が動き回り、新聞紙等が細かく粉砕されています。この過程で虫体が綺麗になるという寸法です^^
虫体をより綺麗にするには、中の「おしめ」をあと1回は替えてやる方が良いでしょう。
おしめ替えの様子は、また別途解説の予定です(タッパー容器の場合)。

容器の機能をフルに生かすため(空間を広く使うため)、ペットボトルは横倒しておく方が良いです。
立てておくとこのように虫が底に溜まってしまいますから。

なおペットボトルは密閉状態になるので、大量に虫を入れると酸欠で死んでしまいます@@
お腹の中がある程度はきれいになるまで生きていてもらわないと困るわけです。
よって、このような細かい穴を何か所も空けておきましょう。

中の虫を採り出すときは、カッターで輪切りにします。

空ペットボトルは他の虫にも色々と応用出来ますね。
使用済みのペットボトルは踏み潰して選別袋に入れ、所定のゴミの日に出しましょう^^

もっと詳しく知りたい事や
理解できなかった事などございましたらお気軽にご連絡下さい。

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