ススキの穂が揺れる、秋の阿蘇連山(2015.10.29)
カラカラ天気の秋晴れが続き、セダカコブヤハズのような辺りが湿っていないと数が採り難い種類は
早々と放棄して、主に阿蘇方面を攻めていました。
ずっと気温が高目だったので、レインボーセンチをはじめとした秋の糞虫類はかなり楽しめました^^
ススキの穂ばかりが目立つようになった高原から見る阿蘇連山。
一面の穂が揺れている風情を見ると、何か物悲しく感じるのは僕だけでしょうか。
九州地方も昨日の久方振りの雨を契機に気温がぐっと下がり、今日からは平野部でも最高気温は
20℃そこそこの日々が続くようです。
阿蘇高原では勿論もっと下がるので、虫採りシーズンは完全に終了。
後は、大分県九重高原で来月開催される九州虫屋連絡会参加時に通過する際にちょっと採集したり、
来春の長期遠征開始までにオオムラサキの越冬幼虫や各種ゼフ卵の観察等にちょっくら訪れたりする
程度でしょうか。
9月14日に甚大な噴火を起こして警戒レベル3にまでなった阿蘇中岳。
あれから約1月半が経ち、噴煙は小康状態といった感じでしょうか。
別方向から。
この日の噴煙はやや薄かったものの、帯状にかなり広範囲に流れているのが分かります。
観光地たる阿蘇中岳火口への登山ルートの一つ。
当然ながら通行止めの警告が。
少し上がってみると、7キロ先までしか行けない旨の看板が。
遠くに薄く見えるのが阿蘇連山の稜線です。
もう一つのルートを登ればかつてダイコクコガネの一大産地として一世を風靡したポイントに近い
観光地までは上がれるようです。
2013年に熊本県のダイコクコガネが採集禁止になって以降は現地に行っていませんが、今回の
大噴火の動画や航空写真を見るとダイコクの産地も甚大な影響を受けたのは容易に想像出来ます。
もう牛の放牧も出来なくなっているかもしれませんね。
まあ、阿蘇と言っても広いですからね。
来年も長期遠征から戻る夏以降は、また十分に楽しませてもらおうと思います^^
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