飼育品シルビアシジミの大きさにビックリ!(2015.12.8)
とりあえず飼育・羽化した阿蘇産シルビアシジミが展翅版2本分になったので、10月上旬に野外で
採集したものと比較してみました。
僕自身、代用食のエンドウマメ類で飼育したのは初めてでしたが、その威力に驚きました。
両側の展翅版に乗っている全て、そして中央下の3頭が飼育品です(中央の上6~7頭は野外品)。
いかがです、この大きさ!
大きさの違いは一目瞭然ですよね。
何と言うべきか、これ、シルビアじゃないよなあ@@
小さくなきゃシルビアとは言えないんじゃないか、とさえ考えてしまうこの矛盾・・・
でも、イイ!
巨大シルビア、良いじゃないですか?
常にスレてる野外品と違いビカビカだし、箱に野外品と一緒に多数並べたら実に映えそう^^
基本的にシルビアの野外品の大きさには結構バラツキがありますが、飼育品は結構ツブも揃って
いますね。
下の写真だと、中央上5頭が野外品です。
エンドウマメのおかげで手抜きが出来ただけではなく、成長スピードが実に早かったのも重要な
ポイントでした。
人工採卵~羽化・展翅まで2カ月以内、全て年内に片付くのです。これは驚異的なんじゃないかなあ。
かつての食草に幼虫をたからせての半自然飼育では成長スピードが野外品並みに遅く、下手をしたら
羽化が翌年の春以降になってしまうため長期遠征の大きな足かせになってしまうのです。
しかもこんなには大きくならないしね。
一つだけ思ってもいない事が起きました。
それは、羽化した成虫が全て「夏型」だったことです。
下に10月に野外で採った低温期型とも言える「秋型」と比較してみましょう。
これらが10月上旬の採集品(上♂、下♀)。
♂の外縁の黒帯は細く、♀は広く青鱗が乗っています。
これらが12月の飼育羽化品(同)。
♂の外縁黒帯は太く、♀は基部に青鱗が僅かに散布されるのみ。
もう完全な夏型ですよね。11月に飼育、12月に羽化したのにコレです。
10月出現の個体をタイムマシーンで時間を遡って追い抜いちゃったみたい@@
まあ、こうなった理由は分かっています。
今年の11月はずっと暖かかったし、さらに暖かい部屋で、しかも直射日光が当たる窓辺で幼虫を
ずっと飼育していたのです。
すなわち、夏型として羽化してもおかしくない飼育条件下だったわけです。
思い付きの飼育だったし低温期型を強烈に意識していたわけじゃないけど、ちょっと驚きましたね。
まさか完全な夏型が出て来るとは思っていませんでしたから。
完全な低温期型を作るには終始暗い環境の中で、さらに低気温に晒しながらもっと時間を掛けて
育てる必要があることを再認識しました。
来年は意識的にそうした環境下で飼育してみましょう。今年高かった死亡率も抑えられるでしょうし。
必然的に飼育期間は伸びますが、仮に1カ月長くなったとしても十分に遠征出発に間に合いますので^^
ところで今回の夏型、実は嬉しい出来事でした。
と言うのも大型の夏型飼育品も欲しかったからで、いずれは何かと忙しい夏期にも飼育しなきゃなあ
と思っていたからです。
図らずも秋から低地で普通に(楽して)飼育すれば夏型になることも分かり有意義でした。
実際に手を下すことは、何事においても重要だと悟る一場面でした。
展翅版から外したら、またお目に掛けますね^^
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