サキシマコビヒゲカミキリを西表島で探す(2016.2.13)
ここのところ、一気に暖かくなってきましたね。
いつもジムで大汗をかいた後にTシャツ姿で外気に当たり、体をクールダウンするのですが、
昨日などは日差しも強く、ポカポカした陽気の中で全く汗が引かず驚きました。
今日、明日にも春一番が吹くという予報だし、虫屋としてはテンションが高まるばかり^^
もちろんこのまま一様に春めくのではなく、気温も一進一退を何度か繰り返すのでしょう。
でも確実にシーズン・インへの秒読みは始まっています^^
さて、いよいよ来月に迫った今年の長期遠征。
今回からは石垣島滞在の割合を減らし、他島での採集活動を増やしていこうと考えています。
そして今年の目標の一つが西表島でサキシマコブヒゲカミキリを見つけること。
石垣島ではオモト岳の採集規制で採れなくなってしまいましたからね。
かつてオモトの原生林内で見つけた、立ち枯れに留まっていたペア。
いかにもロドピナ属、といった感じで気に入っている写真です。
長い触角を前方に突き出す独特の格好が面白いでしょ^^
ロドピナ属はルッキングでは見つけ難いカミキリの代表ですが、採り方に慣れてくるとツウ好みの
病みつきになるグループです。
不覚にも石垣で採った個体らはかなり放出してしまったので、それなら西表で探してみようと
思っているところ。
ただ、どんな虫でもそうですが西表のジャングルでは何故か個体数が少ないんですよねえ。
西表で狙いたい山地型の種類はほかにムネモンウスアオとか、リュウキュウチビ、ヤエヤマドイ等
多岐に渡るのですがいずれも苦戦するだろうなあ。
とりあえずは出現期の早い本種で景気を付ける、と。
こうした姿を西表でも拝みたいものです。
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