ベニハンノキカミキリの前蛹(2012.4.11) | 蝶・カミキリ・昆虫を楽しむ!(九州・沖縄を中心に)

ベニハンノキカミキリの前蛹(2012.4.11)

阿蘇周辺のハンノキカミキリはエリトラに様々な赤色紋が現れ、一般に「ベニハンノキ」と称されます。
ハンノキカミキリ自体は熊本平野を隔て南方の九州山地にもわずかながら産するのですが、
本州産と同様にノーマル型です。いわゆるベニ型は阿蘇一帯にしか産しません。

今の時期に材を採ると、写真のように蛹室を作って前蛹の状態で越冬した個体を見ることができます。
阿蘇上部では草原に生えるヤシャブシをホストにしていますが、木が小さいためかなり小型の個体群です。

中腹のケヤマハンノキを食樹にしているタイプはやや大きくなる傾向があります。
でも、本州産や伊豆産によく見られるような馬鹿デカイ個体はいません。

写真の個体はヤシャブシの1センチ程度の細枝にいたもので、どちらも♂です。
すべてが小さいので関東で採っていた時と違って不思議な感覚があります^^

ここは阿蘇山頂に近く、標高が千メートルを超えるので冬の寒さはそれなりに過酷です。
木が小さく細いことと併せてこうした環境が小さな個体群を作ってきた一因でしょう。

この時期には今年発生する前蛹のほかに、2センチ弱および7~8ミリの2タイプの幼虫がいるので、
当地では成虫になるのに3年を要することになります。

自宅から阿蘇までは1時間も掛かりません。
毎年本種の採集には出かけていますが、今回は誰かが材を採った跡がありましたね。
まあ、最も目に付きやすい場所だから仕方ないか。個体数もあまり多くないのでここは放棄しよう。

そして別の手付かずのポイントを見つけました。
ホームグラウンドなので地勢はほぼ把握しています。これも採集地に最も近い場所に住む利点です^^

もっと詳しく知りたい事や
理解できなかった事などございましたらお気軽にご連絡下さい。

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