タダニュース、でも good news ^^(2017.5.26)
今日は金曜日、5月最後の週末です。しかも月齢が虫屋にとって最高の週末ときたもんだ。
よって昨日あたりから虫屋がゾロゾロと西表島入りしています(当然、虫屋は週末に増えます)。
港とか、スーパーに居るとよく見かけるので判るんですよ^^
昨日お会いした知人によると、別の方による少し前のカミキリに関する西表島の定時調査では、
いつもの6割程度の種類数しか採れなかったとのことで、客観的にも今年の虫の少なさが
裏付けられるお話も伺えました。
とは言え、これまでの流れで虫が少なかった西表島ですが、気のせいか入梅して雨が降る毎に
普通種を中心に多少は増えてきたように思います。
ただ、ここ暫く涼しい日が多い(特に夜)ので虫の動きはちょっと悪いような気もしています。
こっちの予報はアテにはなりませんが、週明けの晴れ間数日が当方にとっても最後の楽しめる
期間になるかなと思っているところです。
さて、西表入りして初めてアップしたのはトラニュース・ルフェッセンス(ムモンチャイロホソバネカミキリ)
でしたが、本日は八重山に息づくもう一種のトラニュース属の紹介です。
それは「タダニュース」こと、ヤエヤマホソバネカミキリ。
沖縄の亜種(オキナワホソバネ)に比べるとかなり小さく、1センチほどのチンケ個体も多いので
より珍品のルフェッセンスに対峙した意味合いも含めタダのトラニュースという意味でそう呼んでいます^^
(でも、オキナワホソバネよりも遥かに採り難い)
ルフェッセンスと同様に山あいを通る林道脇でスウィーピングして採るのですが、前種ほどではない
にしてもこれがなかなか入ってきません。
梅雨時の亜熱帯のジャングル内ですから、太陽の出ている昼間は汗がダタダラ・・・
何十回、何百回と辺りを掬いながら、ネットの裏側から中で元気に飛び回るカミキリを見ると何度
採っても「やっと採れたか」、と安堵感が漏れてしまいます。
しかし残念なのがその小ささ。
10ミリ位しかないんだもの、タダニュースたる由縁ですね。
ところが先日、これまでで最も巨大な♂個体が入りました。
うーん、これはグッド・ニュース(good news)。
もちろんマイコレです^^
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