真夏のナイターに来た甲虫幾つか(2017.9.6)
この夏何度か地元でナイターを行いましたが、その際に飛来した甲虫を幾つか記録しておきます。
草原でのナイターで飛来したのはヒゲコガネ(♂)
エリトラの霜降り状の斑紋が見事です。
この虫、全国で見ると分布の中心は一体どの辺りなんでしょうねえ。
これまで九州各地でナイターを行いましたが、来たのは地元の阿蘇地方のみ。
しかも大量に来たことはなく、何時もポツポツ程度。来ない年さえあります。
決して珍品ではない虫ですが、安易過ぎないところが人気を保つ秘訣なんでしょうね。
ユーモラスにトコトコ歩くムネアカセンチコガネ♀
マイポイントでの今年の発生は悪く、僅かに数頭飛来したのみ。
よく糞虫関係の書籍にあるように土盛りを掘って採る方法もあるのですが、それは甚だ面倒。
灯かりを点けたお店に来て頂くのが最も楽です^^
まとめて10頭位採れる日もあるので、またそんな機会を待ちましょうか。
オオシロオビゾウムシ
なかなか採れないゾウムシです。見たことない人も多いでしょ?
疎林の濃い阿蘇草原のナイターの灯りに2頭が飛来しました。
滅多に出会う機会が無い珍品ですが、複数が来たことからこの辺りでは割と数が期待できるのかも。
初めてのポイントでしたが、また来年やってみましょう^^
灯火に来て地面に落ちた蛾を襲っているオオオサムシ(九州山地南部亜種:クマソオサムシ)
このポイントでこの時期にナイターを行うとほぼ毎回姿を現します。
8月下旬、もう9月の声を聞く時期なので新成虫が羽化してくるタイミングのようで、複数個体が
チョロチョロしていましたがほぼ全てのエリトラがまだ柔らかい状態でした。
平野部のものに比べるとかなり小型の個体群で初めて見るとちょっと驚きます。
福江島の超大型個体と並べると、異様さはそりゃあもう。
図鑑にもあるように九州におけるオオオサムシの分類は混沌としているので、あちこちで採り
集めるのは面白いでしょうね。
ヒメオサ系も含め、通年を地元(九州)で暮らすようになったらやろうと思っている事の一つです。
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