アマミカラスアゲハ第2化、相当数が発生中(2018.5.25) | 蝶・カミキリ・昆虫を楽しむ!(九州・沖縄を中心に)

アマミカラスアゲハ第2化、相当数が発生中(2018.5.25)

今月7日に梅雨入り宣言が出された奄美大島、それはウソでしたという気象庁の発表がそろそろ
出るようです。

と言うのはそれこそ嘘ですが、雨は3日ほど降ったものの寧ろ通常期よりお湿りは少ないのでは
ないでしょうか。
おかげで採集に出ずっぱりで全く休息が取れず疲れはマックス・・・
週間予報では明後日あたりからやっと雨マークが続く梅雨らしい空模様になるようですが、さて
どうなるでしょうか。

甲虫採集に明け暮れている間にアマミカラスアゲハの第2化が発生してしまい、気付くと既にほぼ
不完品に・・・
第1化(春型)に続きまたもや採集適期を逃してしまいました。まあね、来年以降も採集チャンスは
あるので落胆は全くしていませんが、ちょっと驚くのは個体数の多さ。第1化の姿をあまり見ることが
出来なかったので第2化以降の発生数を心配していましたが、一体どのように「盛り返した」のか・・・

ちょっとスレていますが、第2化のペアです。
奄美のカラスは「赤いカラス」と形容されますが、♀の「赤」がとてもイイネ^^


路傍のセンダングサは勿論、山地のイジュの花や低地のブドウの花等にかなりの個体数が吸蜜に
訪れています。アキリデス好きとしてはずっと見てても飽きないですね^^
前段のように現在は殆どの個体がボロのタイミングですが、ごく一部が羽化直後であったり、
ハマセンダンの葉には終齢幼虫が居たりもするので第3化以降は化数が重なってくるものと
思われます。よって第3化以降は「夏型」と括って良いでしょうね。ちなみに現在の第2化は
「初夏型」と呼ぶことを提唱します(真正夏型よりちょっと小さい気がする)。

なお、今後暫くは甲虫関係の採集に忙しいのでアマミカラスの本格的な採集・展翅および飼育は
秋以降でしょうか。ちなみに甲虫が殆ど居なくなった晩夏以降はアマミカラスは勿論、出来るだけ
多種の奄美の蝶達を採集・飼育して楽しもうと考えています^^

蛇足ながら現在最も多い蝶はイシガケチョウです。本種は南西諸島ではどの島でも優占種と言える
存在ですが、正直ここまで大量に発生しているケースを見たのは初めてです。
木々の周りでは紙吹雪が舞っているようだし、湿った道路脇では数十頭が吸水に集まっていて
近付くとワッと舞い上がって見事^^

それと、イシガケチョウって大人しそうな顔をしているけどこんなに悪食だったんですね。
野鳥の死骸に集まるイシガケ2連発(閲覧注意)。


奄美大島の他の蝶は一部の普通種を除き正直言って貧弱(的が絞り易くて良いかも)。
蝶について詳しくは次号のメルマガ「南虫ニュース」で記す予定です。

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