カズラアトモンチビカミキリも、尻上げ態勢(2018.5.30)
奄美大島はようやく本日から梅雨らしい雨模様となっています。
今日からの週間予報通りなら(これがよく外れる)、やっと数日まとめての休息が取れます。
晴れより雨を望むとは虫屋の風上にも置けませんなあ^^
さて、恐らく未だ誰も公的には言及していないと思いますが、タダアトモンチビカミキリ同様、
昨年記載されたばかりのカズラアトモンチビも有名な「ダイブ態勢」(尻上げ姿勢)をとることが
分かりました。
下はビーティングネットに落ちた直後の写真。前・中脚で踏ん張り、尾部を上方へ突き出しています。
尾部を上方へ反らす態勢は上記2種以外にもオビレやコゲチャサビ、ニセコゲチャサビ等の数種の
カミキリも行うことが知られています。恐らくは体を斜めにすることにより、木の小枝や表面の
ささくれ等に擬態しているものと考えられます。これは奄美亜種ですが、間違いなく沖縄亜種も同様の
姿勢をとる場合があると思います。
(参考)
ビーティングネットに突き刺さるアトモンチビカミキリ(石垣産)
今回の場合はビーティングという行為に対しとっさの防御の意味合いでの尻上げ態勢と思いますが、
脅かさなくても材箱の中など静かな環境でもこの姿勢をとることがあります。
かつて沖縄産ニセコゲチャサビを一度に多く材から羽脱させたことがありますが、すべての個体が
羽脱直後にこの姿勢をとっていたことに驚きました。
またビーティングネットに落ちた場合、タダアトモンチビもカズラアトモンチビも殆どの個体が
尻上げ姿勢をとらず他の多くの種類と同様に体をペタンとネットに付けた通常の姿勢であることから、
一体何がこれの因子となるのかは正直分かりません。
同じSybra属でもアヤモンチビは絶対にこんな態勢はとらないしなあ。
ねえ、何で?
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