成虫越冬中のトラカミキリ(2)アマミズマルトラカミキリ(2019.1.24)
ここ奄美大島ではあちこちの山肌でヒカンザクラが咲き始めました。
見慣れたピンク色のソメイヨシノと比べるとかなり赤味が強い花なので少々の違和感は拭えませんが、
そこはやはり桜は桜、虫屋としては春の訪れが喜ばしく高揚感を駆り立ててくれます^^
さて、奄美における成虫越冬中のトラカミキリ採集の第二弾。
それはアマミズマルトラカミキリです。
ズマルトラと言えば九州・熊本出身の僕は天草地方等の主に海岸線の林において、枯れ枝中で
成虫越冬中のタダズマルトラを採っていたものです。決して多くはありませんでしたが、日がな一日、
林内に落ちたトラカミキリが好みそうな堅目の材をほじくれば幾つかは手にできました。
奄美大島で同じ感覚でやってみると、同様にアマミズマルトラも採集出来ました^^
前回のフーケントラのように一つのホスト(フーケントラはほぼタブにしか寄生しない)に固執する
わけではなく、これまで数種類の樹木の枯れ枝から成虫を割り出しています。
アマミズマルトラもフーケントラ同様、去年は3月最下旬から奄美で採集を始めた僕は殆ど数を
確保することが出来ませんでした。その呪縛を解き払うべく積極的に本種を探しているところです。
まあ、飽きたら止めますけどね^^
あと亜種になった徳之島のズマルトラもそのうちに採集しとかなきゃならないなあ。
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