伊豆大島のハンノキカミキリ幼虫・蛹(2019.3.8)
先日採って来た伊豆大島産ハンノキカミキリの幼虫達の現在です。
奄美大島の暖かな気候の下、そろそろ蛹に変態する個体が現れています。
材中の終齢幼虫および蛹。
終齢幼虫は時期的に現地で蛹室を作っており、前蛹になる準備中といったところです。
下の写真は上部に終齢幼虫の食痕が見えますが、初齢幼虫が同居している例です。
材が枯れてしまうため、残念ながらこの初齢幼虫はいずれ★に・・・
ハンノキカミキリの幼虫は生木の中でのみで育つことが出来るのです。
通常は材に入ったままの状態で採って来るのですが、現地で割り出した幼虫達についてはこのように
個別に保管しています。
左下の二個体は既に蛹化していますね。
カプセルで管理しているものもあります。カプセル内は極めて滑らかなので柔らかい幼虫や蛹を
キズ付けることなく安全に保管出来ます。材質の関係(医療用カプセルは体内で溶ける)で水分は
与えられないのでこの点は要注意ですが。
本種の様に事故なく蛹化出来る種類にとっては打ってつけの蛹室としても機能するので、僕の様に
ヘビーな材採り人間にとっては重要な必需アイテムとなっています。
このように、色々なカミキリやその他の甲虫類の幼生期を楽しみながらコレクションの充実を
図っています^^
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