ホンハブ、ガクブル@@ 空梅雨なのに~(2019.5.24)
ここ3~4日の奄美大島は澄み渡る晴天、いわゆる空梅雨が続いています。
採集は勿論可能なわけですが、お湿りが無いことに加えて虫の発生が極端に悪く、全く面白く
ありません。
未だ右腕の状態が本調子ではないので今期の不作は個人的には丁度良かったかもしれないな。
恐らくこの虫が少ない状況はずっと続くと思われるので、夏に奄美に来る予定の人は要注意でしょうね。
空梅雨にも拘らず、今日はイヤなものを見てしまいました。
言わずと知れた、ホンハブ・・・
此処は本道から二本脇道へ入った所で、林内の暗い水辺となっています。
高露出で撮ったので写真では明るく見えますが実際はかなり暗い場所で、こうした場所でないと
ビロウドカミキリ類のような湿度を好む虫は採れず、相当歩き回って探した好ポイントです。
ただ当然こうした場所はハブ類の巣窟となっており、高確率(大体二~三回に一回)でこれらと
遭遇することになります。
実は一昨年此処でヒメハブに間一髪で噛まれそうになったことから、此処に入る際には長靴に履き替えて
相当な注意を払うようにしています。
殆どはヒメハブですが、たまーにホンハブが出てきます。前者ならマムシモドキなのでそれ程は
驚きませんが、でっかいホンハブだと正直、凍り付きます・・・ガクブル@@
僕をして「今日はもう帰ろ・・・」みたいに意気消沈せしめるので存在の威力はケタ違いなんでしょうね。
色合いが実によく環境に溶け込んでいて、こんな所に居るんなら何処にでも居るじゃん・・・
噛まれないうちに帰ろ、と思わせるのです。
これなんか1.5メートルはゆうにあり、しかも何か小動物を飲み込んだ直後のようで一部がツチノコ状態。
気持ち悪さ倍増・・・
ホンハブは目が合うと必ず鎌首を素早くもたげて威嚇してくるので本当にイヤ。
実は奄美ではホンハブの数がかなり減っていて、昼間はまず遭遇しなくなっています。
僕が初めて奄美を訪れた30年前は採集中に数匹は見た記憶があるので実際そうなのでしょう。
ハブも減っている、そして虫も減っている、というのがオチなのかなあ。
(正確にはピラミッド底辺の虫が減っているから上位者も減る)
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