リュウキュウクリイロシラホシ最盛期へ(2020.3.31)
奄美の春物カミキリの代表の一つ、リュウキュウクリイロシラホシ。
ようやくこれが出始めましたね。
林の中に入ってあらゆる所をバシバシ叩くと、たまーに「ポロッ」と落ちて来ます。
♂は体が細長く触角第3節がコブヒゲカミキリ属のように「こん棒」状になっているのが特徴。
昨年および一昨年の例では4月中旬には数が減り不完品率も高くなることから、これからせいぜい
二週間程が採集適期となります。
去年は発生が良くかなり採りましたがビーティング棒を振り過ぎたのか、はてまた歳のせいなのか
直後に利き腕の肘付近がいわゆる「テニス肘」となり激痛で1シーズンをそれこそ棒に振りました。
(ビーティングだけに。小さい声で)
こっちは♀。♂と同様に黒い斑紋が濃いタイプと薄いタイプがあり各々雰囲気が随分異なります。
本土の近似種クリイロシラホシとは兄弟のように似ているものの、生態はまるで異なります。
すなわち、クリイロが真夏に出現しミズナラ等の大木のコルク樹皮上を生活の場にするのに対し、
本種は春のみに出現、林内の様々な樹木の枝先で過ごしています。
クリイロの様に何かの大木の樹皮に付いていることがあるのかもしれませんが、僕が知る限り
そうした例は報告されていないようです。
幼生期の生態も異なり、クリイロ幼虫が大木樹皮コルク層を食べているとされる一方、本種は
当ブログで先に紹介したとおり、林内に落ちた枯れ木辺材部で生育します。
(参考)地面に落ちた材から割り出した蛹から羽化したリュウキュウクリイロシラホシ♀
昨年比較的多かったポイントを何度か叩いてみたものの今期の発生はどうもあまり良くないよう。
マイコレは十分に在るからテニス肘を再発しないよう今年は大目に見てやるか。
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