奄美で楽しむ春のハムシ類(2020.4.23)
奄美大島は3日前辺りから最高気温が20℃を下回る寒の戻りとなっています。もちろん全国が
同様の状況となっているわけですが、奄美ではそろそろ短パン・Tシャツでいけるほどの日々で
あったのが屋内ジャンバー、布団内湯たんぽの季節に逆戻りしたわけなので落胆しきりです。
離島名物、春の嵐も相変わらず続いているんだよなあ・・・
今日も数日前の野外活動から記事をアップします。
虫って限りなく楽しめる分野があって良いですね。分類学上カミキリの親戚であるハムシ類には
多数の魅力ある種類が在り、最近は特段手間を掛けているものの一つです。
ただハムシはイメージほど採り(見つけ)易い虫ではなく、やたら時間が掛るし運にも左右されます。
カミキリなんかの方が遥かに採り易いですね。
蛇足ですがカミキリって甲虫では一番簡単に採れるグループですね(あ、これはメルマガネタにしよう)。
数年狙って昨春やっと複数採れる一画を見つけ出したオキナワアオバホソハムシ。
ギラ付く深いグリーンがとても美しい種類です。
良いハムシの常で採れる一画は極めて狭く、せいぜい10mの範囲にしか居ません。
其処を外すと全く見られずとても不思議。ホストに制限されているのでしょうが、実は未だ此処では
何を食っているかが分かりません。図鑑上のホストとされるチシャノキは無いしなあ・・・
昨春そこそこ見られた一画が道路整備で一掃され多分絶えただろうと覚悟していましたが、半減した
ものの今春も発生してくれました。3月下旬に発生し始め、既にもうほぼ活動期は終えつつあります。
マイコレは十分出来たのでOKです^^
一昨年に初めて、数頭のみ採ったキセスジハムシ。
奄美特産ですがそれまでは暫く採れていなかったようです。
写真上段はテネラル個体で、恐らくこれからが最盛期と思われます。昨年は採れなかったので二年振り
の再会ですね。色彩は淡い薄黄色で一べつではあまり面白くありませんが、細長い体の割に脚が長く
ちょっと変わった体形をしています。
これも極めて狭い一画でしか採れません。一般にハムシは生態・ホストが不明な種類も多いので、
採るには時間を掛けてネットで掬いまくったり、ビーティングに勤しむしかありません。
言わばセンス・努力で採る虫ですね。
ただ今春は数を確保出来そうな兆しが在り、一昨年のデータから恐らく来月中旬頃までは採れそうなので
楽しみにしているところ^^
三番目は今年も健在のハマゴウハムシ。
他二種より半月ほど前に撮影しました。越冬個体でちょっと体色(特に前胸)がくすんでいますね。
越冬明けから産卵を開始したようで、今はホストのハマゴウの若葉で若齢幼虫が育っています。
これも実は一カ所でしか確認出来ていません。昨年まで採った標本はほぼ四散してしまったので、
今年は綺麗な標本(亜硫酸〆、アセトン処理)を多数残しておこうと思います。
あらゆる科にトキメク種類が存在しますから、カミキリばっかりやっているわけにはいきません^^
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