オキナワトゲヒゲトラカミキリが羽脱(2021.2.13)
昨年末に旅行(^^)した沖縄本島で採った材が入った箱を見ると、上面に幾つか小さな影。
慌てて蓋を開けてひっくり返すと何か4匹の虫が・・・
トラカミキリのシルエットだよね、これ。
イタビカズラの混じる材、そしてこんなに早い時期に出ているということは・・・
ビンゴ!狙ったとおりのモノが羽脱しました。
ヤンバルの森で比較的近年に発見されたオキナワトゲヒゲトラです。
デモナックス属らしく触角が長いのが特徴ですが、遠目だと皆♂に見えるなあ。
ただ体が図太いので日本のデモナックスらしくはないんだけど^^
元来出現時期が早い本種、室内だからさらに羽脱も早いわけですね。
でもこれね、やってみると分かるけど結構難しいですよ。蔓依存性の虫は大体難儀しますからね。
安易に挑戦して敗退する人が続出らしい。
なお一つ気付いたのは、これらを指で摘まんだ際にアカジマトラのそれにも似た不快な異臭がしたこと。
デモナックス属の他種をはじめカミキリにはこうしたものはほぼ居ないので個性が極まりますね。
アカジマトラもそうだけど、何のためにこんなヘンな臭いを放つのか・・・
上のケースの上段三頭は先日奄美で採ったアマミズマルトラです。体格差からオキナワトゲヒゲトラの
サイズ感が分かります。
下の個体は♀のよう。
(ブー。後日確認したら♂でした)
野外では相変わらずほぼ採れないものだし、材採集も決してラクではない本種。
この際、もっともっと出なさい^^
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