奄美大島のフタオチョウ(2021.2.10)
手許に自己採集の奄美産フタオチョウ・ペアの写真があるので参考までにアップします。
当然のこと、沖縄からの飛来個体の末裔だから同じ日本亜種です^^
奄美にはホストのヤエヤマネコノチチが大量にあるため一気に広がったようですね。
僕が奄美に住み始める前の年に記録が出て、それから連続4年間発生を続けているので既に奄美に
定着したと言って良いのではないでしょうか。
もちろん石垣島のキミスジ等のように数年後には耐える例も結構あるので予断は許しませんが。
昨年6月の発生初期の♂
本来僕は大のフタオ好きで東南アジアの各種はほぼコレクション済です(アフリカ産は食指動かず^^)。
ただ国産フタオは規制前の沖縄産を幾つか持っていたため、地元奄美で発生していると知ってからも
あまり積極的になれず昨年6月の数日間、甲虫採集の合間に少し取り組んだのみでした。
イメージではオオムラサキのように雄大に滑空しているのかと想像していたのですが、テリトリーを張る
様子を観察したり実際にネットした限りでは雄大というよりはイシガケチョウを3倍ほど屈強にした感じで
(ちょっと言い過ぎか^^)やや拍子抜けしました。
オオムラサキならネット内で「バサッ、バサッ」と暴れますが、フタオは「パタパタ」感が強く筋肉質に
見える太い体はちょっと見掛け倒しかなあと思ったことでした。
同様に昨年6月に採った♀
発生回数は3~4月、6~7月、そして9~10月の年3化、これは沖縄本島とほぼ同じですね。
第2化が目立ちますが、秋のアカボシゴマダラのシーズンにも幾らか飛んでいるのを見ました。
今年は本種との付き合いを多少深めてみようと思っているのですが、飼育もしたいなあ。
その前に、今年も発生するのか?
もっと詳しく知りたい事や
理解できなかった事などございましたらお気軽にご連絡下さい。