2産地のフタオチョウ(2022.1.15)
オークション出品のために別々の標本箱から取り出したフタオチョウの♂。
たまたま手元にあるので並べて撮ってみました。
左が沖縄本島産(7月採集)、右が奄美大島産(6月採集)です。
沖縄産は規制前の標本(面識のない人の採集品)ですから色あせが進んでいますね。これは黒系の
蝶標本の宿命なので仕方のない退色です。奄美産は昨年に自ら採ったもので新鮮そのもの。
今の奄美に何故本種が居付いたのか、その理由は誰にも分からないし誰も断言は出来ません。
もし「私が〇〇産を放しましたあ!」と名乗る人が居ても、確固とした証拠にはなりません。
そんなことはどうでもよいのですが、それより左と右、同じ夏型なんだけど何か違いが大きいように
感じるのは僕だけだろうか・・・
だから何かを言いたいわけではないけれど。
ちなみにオークションサイトを覗いて見ると、それぞれ別々の方が既に入札しておられます。
このまま推移すればこれら2♂は遠く離れてしまうわけで、一時は一人のコレクターの元にあっても
別個の運命を辿って行くんですねえ。
一期一会ではないけれど、僕のコレクションは四方八方に飛んで行っています。
僕のやり甲斐の一つは、多くの人の標本箱に自分の標本を飛ばすこと、です^^
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