九州高山帯のオサムシモドキ亜科ゴミムシ2種(2012.12.19)
今日は九州脊梁山地のマイフィールドで今年採ったゴミムシ2種を紹介します^^
ゴミムシは種類が結構多いものの微小で単色、そして形状もツマラナイものが多く実に残念。
なので僕はアオゴミ系やアトキリ系、キノコゴミ系のような綺麗で奇抜なコレクション欲をそそる
グループを主に集めています。
オサムシモドキ亜科は日本で4種のみの小グループで、同定も容易、生息環境も分かり易く大変よく
まとまったグループとして好みです^^
国内では利尻島にしか居ないエゾヒサゴゴミムシ以外、3種全てが九州に分布しています^^
そのうち海浜性のオサムシモドキを除くと、残りの2種は山地性で、九州ではより深山性になります。
まずはミヤマヒサゴゴミムシ。
写真のように大変特異な形状をした小型のゴミムシです。
これは先日、朽木中から掘り出したものですが、夏にはライトフィットトラップに入ることもあります。
コブヤハズと同様に後翅が退化して飛べないので地面から渡した棒等を伝って入ってくるのですが、
少ない種類なので採れると嬉しいですね^^
うん、カッコ良い^^
こんな奇抜な種類が多ければもっと真面目に小型のゴミムシも採るんだけどなあ。
次いで美しいムラサキスジアオゴミムシ。
マイフィールドには結構居て、夜間採集時のライトによく集まってきます^^
ミヤマヒサゴゴミムシと同様、冷涼で湿った環境を棲み処にしています。
本州でも木曽御岳のサハリン(カラフトホソコバネカミキリ)のポイントでしか採った事が無いので、
決して普通種ではないのでしょう。
日本では他に似た種類が居ないし、中型でカッコ良く美しいゴミムシなので好んでコレクション
しています^^
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