梅雨時、雨の合間に楽しくリンゴ掬い(2022.6.16) | 蝶・カミキリ・昆虫を楽しむ!(九州・沖縄を中心に)

梅雨時、雨の合間に楽しくリンゴ掬い(2022.6.16)

これまた久方振りの「リンゴ」掬いをやってきました。
梅雨時の今、束の間の雨上がりに楽しめる優れたアミューズメントですね。
僅か1時間程の採集でしたがマイコレ+αとしては十分な数を確保出来、暫くは地元リンゴを忘れて
おけそうです^^

タダリンゴとは言っても全国的な地域変異があり、特に九州中部産たる地元のものは九州南部の
サツマリンゴとの関連性が興味深く、個人的には貴重なものと考えています。

本種については当ブログでも春先に材採りの様子を取り上げましたが、調子が悪かったことに併せて
「そうか、今年は6月に地元に居るので成虫を採れば良いんじゃないの?」と思い付いたことから
材採集を直ちに中止した経緯があります。
やはりどんなカミキリも羽脱させたものより野外で採った方が体躯も堅強で標本にし易いし、何より
楽しいです^^

ポイントに着くと、まずサクラの葉を下から見渡します。
すると、思った通りリンゴカミキリ特有の主脈を齧った跡が其処此処に見つかりました。
「おうおう、居る^^」

そしてネットを構え木の下をゆっくり歩きだすと、葉裏に潜んでいたリンゴカミキリが一つ二つ、
「プーン」と飛び立つんですね。それらをホイ、ホイと掬っていくわけです。
リンゴは樹の下の空間をゆっくりホバリングし、また葉裏に留まろうとするのでキャッチングは
全く難しくなく、飛び立つ個体のほぼ全てを掬い採ることが出来ます。

この作業がヒジョーに楽しい^^
僕は蝶屋でもあるので飛んでいる虫をネットで掬い採る採集がとても好きですからね。

とは言え此のポイントは末永く使いたいので全滅させるわけにはいきませんし、それ程の個体数も
必要ありません。ただ、以前にも書いたようにサクラの樹に致命的な食害が及ぶとこれも困るので
それなりには間引く必要もあります。それらの兼ね合いがちょっと難しいところではあります。

捕獲を終了し、生態の実態を眺めてみます。
葉裏に静止して主脈を齧っているだけなので簡単なのですが、極めて敏感なのでなかなか近付いて
写真を撮ることが出来ません。
しかし、何時まで此処で採れるか分からないし、様子を残しておく意味で出来るだけ時間を掛けました。




奇跡の三連チャン^^

これだけ「採って」、そして「撮って」おけば良いかな。
採集も撮影も満足した梅雨の合間の一時でした^^

もっと詳しく知りたい事や
理解できなかった事などございましたらお気軽にご連絡下さい。

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