今年も地元産トラフカミキリの生存を確認(2022.8.4) | 蝶・カミキリ・昆虫を楽しむ!(九州・沖縄を中心に)

今年も地元産トラフカミキリの生存を確認(2022.8.4)

既に風前の灯火となって久しい九州のトラフカミキリ。
地元の唯一のマイポイントでも数える程のクワの木で、年間僅かな数が見られる程度となっています。
夏に地元に居れば必ず彼の地を訪れていますが、今夏も数頭を採集出来、生存を確認しました^^

僕が此処を知った学生時代は幾つかのクワ畑が残る農村地域だったのですが、現在は既に住宅街に
変貌しています。クワ畑はとうの昔に消滅しており、トラフカミキリは残った僅かな耕作放棄地や空き地等の
脇に逸出した数本のクワで辛うじて世代を繰り返している状態。近隣の町や村にトラフが発生する
環境は無く、放っておいても遅かれ早かれ一帯のトラフは絶滅する運命にあります。

発生源となるクワはもう10本も無く、これらが枯れるか切られるかすれば此処での発生は終了します。
この十数年を見ると枯れるまで放置されるよりは造成のため伐採される公算が大きいです。
そこで5~6年前からは見た個体は全て採集する方式に切り替えました。「無」になるよりは誰かの
標本箱の中で「存在」する方が遥かにマシです。

自宅からポイントまで30分ほど。今夏は地元に居るのであと数回は訪れようと思います。
次シーズンまでには全てのクワが伐採されるかもしれないし、出来るだけ九州産トラフの標本を
残しておきたいと思います。
(本音:でも意外としぶといね^^)

もっと詳しく知りたい事や
理解できなかった事などございましたらお気軽にご連絡下さい。

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