住宅街の自宅庭にナミハンミョウが!(2022.8.10) | 蝶・カミキリ・昆虫を楽しむ!(九州・沖縄を中心に)

住宅街の自宅庭にナミハンミョウが!(2022.8.10)

昨日、昼食の冷奴の薬味用に庭に植えてあるシソと唐辛子を採りに出た際、猫の額ほどの菜園を
サササッと素早く歩行する虫を発見。何だろうと近寄るとなんとナミハンミョウ!
「ええ~ こんな所にハンミョウが!」と庭に置いてある子供用の100均ネットに駆け寄りなんとか捕獲。

地方の熊本とは言え、我が家は市内の住宅街の中に在り、近隣に畑や空き地などは一切ありません。
小学生の夏、近くの小学校の校庭で小さなハンミョウ(今思えばあれはコハンミョウ)が渦を巻くほど
群生していたのを見たことはありましたが、ナミハンミョウを近所で見たことはこれまでに一度も
ありません。一体何処から迷い込んだのか、それとも昔からの遺伝子が残っていたのか・・・

僕は大のハンミョウ好きで各地のハンミョウ類を集めています。ナミハンミョウの変異にも興味が
あるので産地集めをしていますが、市内産、しかも自宅ラベルの標本を思い掛けなく作れてしばしの
幸福感に浸れました^^

ちなみに7月の屋久島遠征でも予定数のハンミョウを得ることが出来、屋久島産マイコレを今年やっと
確保できました。タダハンミョウとは言っても、数頭は目にしても数を採るのは結構大変です。
屋久島へは何度も足を運んでいるもののなかなか本種にまでは手が回りませんでしたが、屋久島は
本種の南限でもあり結構人気も高いので今回はそれなりに時間を割いて取り組んだ成果です。

ハンミョウ類は勿論亜硫酸〆ですが、タトウ保管中はやはり油が出てしまい色が多少はくすんできます。
標本作成時は美整形を施し併せてアセトン処理で油抜きを行うのが僕の流儀で、以上を全て行うことで
最も美しい標本を作ることができます。

ついでにハンミョウ繋がりでの情報。九州唯一のカワラハンミョウはどうやら絶滅したようです・・・

もっと詳しく知りたい事や
理解できなかった事などございましたらお気軽にご連絡下さい。

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