シルビアシジミ飼育準備など(2022.8.29) | 蝶・カミキリ・昆虫を楽しむ!(九州・沖縄を中心に)

シルビアシジミ飼育準備など(2022.8.29)

相変わらずの平地での灼熱地獄を逃れるため、山間部へ1時間半ほどのドライブに出ました。
平日の昼間なので全くストレス無くすーいすい^^ 
阿蘇の高原は未だ青々とした夏色を纏(まと)いながらも、吹き抜ける風は明らかに涼しさを伴い
秋の訪れをそこはかとなく感じさせるものでした。

今日の目的は秋に行う予定の阿蘇産シルビアシジミの食草ミヤコグサを確保すること。
九州のシルビアは北の福岡や南の鹿児島・宮崎の沿岸部や大河川敷には多産する所も在るものの、
中部の熊本には何故か少なく、僕は阿蘇の産地しか知りません。
その阿蘇でも全く一般的ではなく、分布は局所的な上とても薄いものです。ミヤコグサもまず
目にすることはありません。
僕の知るポイントでもミヤコグサは少なく、可憐な黄色い花のおかげで見つけるのは容易いものの
株が小さいので余り量を確保出来ません。

なんとか10株ほど掘り取りました。採卵用なのでとりあえず数はこんなもので良いでしょう。
幼虫は孵化後スナップエンドウ等の代用食で飼育することになります。

シルビアは幾つかは飛んでいるものを確認しましたが、数が少ない時期だし、美しい低温期型を得る
ための飼育には未だ早いです。採卵用♀の適期はあと1カ月ほど後でしょうか。

ところで、腰を屈めながらミヤコグサを掘るという作業を草原の中で行い、車に戻って作業用ズボンを
短パンに履き替えたところで右手の人差し指の付け根に違和感を感じました。
其処に目をやると、なんと「ヒル」が付いているじゃあ~りませんか!
「うわっ!!」と叫びながら叩き落とします。

同じような形状でも尺取虫など蛾の幼虫なら驚き慌てふためくこともありませんが、コヤツは別です。
急いで噛まれていないか体中を調べましたが何処にも被害は無く安堵します。
恐らくズボンを履き替えた際に足元に付いていた奴が指に乗り移ってきたものでしょう。
阿蘇のように牛の放牧が盛んな地域では、乾燥した夏の草原にもこのようにヒルが居るんですよ。
鹿や猿が多い屋久島や放牧地帯の阿蘇など、ヒル天国を採集地として持つと大変です@@

出来上がった採卵用鉢。平地は未だ暑いので多少はヘタるかもしれませんが、日陰で管理するので
枯れることは無いでしょう。少しは成長すると良いな。

関係ありませんが、庭で生育中のヤエヤマネコノチチ。奄美から抜いて来たもので、既にその時の
1.5倍の大きさには成長したかな。別に2鉢あるのでもうこの時点でフタオチョウを10頭は
飼えるでしょう。

フタオは現地で結構飼育したけどアパート暮らしだったので切り枝飼育で大変でした。
数年後にまたあの楽しい幼虫を飼って遊ぶとしましょう^^

もっと詳しく知りたい事や
理解できなかった事などございましたらお気軽にご連絡下さい。

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